普通化学車
普通化学車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 21:52 UTC 版)
I型 I型化学車は、1,000Lの水槽と300Lの薬液槽を装備し、車両火災や小規模化学火災に対応する化学車。4t級シャーシで製作されることが多く水槽付きポンプ車として運用している消防も少なくない。 II型 II型は登録台数が最も多く、ポピュラーな化学車。通常、1,300L以上の水槽と500Lの薬液槽を装備し、危険物火災の他に、タンク車として一般火災にも十分に対応できるような装備になっている。5t級シャーシをベースに艤装されることが多い。 (※I型とII型を総称して軽化学車という) III型 III型は大規模な油脂火災や工場火災にも対応できるような仕様の車両。通常は7t級シャーシや8t級シャーシで製作され、1,300L以上の水槽と1,200L以上の薬液槽、800型泡放射砲を装備している。 IV型 IV型化学車は8t級シャーシで製作されることが多く、2,000L以上の水槽と1,600L以上の薬液槽を装備している。800型泡放射砲を2門装備しているのが特徴。全国的にも配備数は少ない化学車である。 V型 V型化学車は10t級の三軸シャーシで製作され、A-1級ポンプに2,300Lの水槽、1,800Lの薬液槽を装備しており、で大規模化学火災にも対応できるような仕様になっている。IV型同様全国的に配備数は少ない。管内に空港あるいは石油コンビナート等特別防災地域でない工業地域を持つ消防本部が主に保有している(石油コンビナート等特別防災地域を管轄する消防本部は基本的に後述の大型化学車、大型化学高所放水車を配置しているため)。 (※「大型化学車」混同されやすいが、III型、IV型、V型を総称して重化学車という)
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