普通バカロレア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 03:16 UTC 版)
「バカロレア (フランス)」の記事における「普通バカロレア」の解説
「fr:Baccalauréat général」も参照 普通バカロレアの目的は、「高校教育によって定義された教養」と「高校3年生の知識」を検証する。2021年度までは、以下の3つの系統に分けられている。 文学系(L) 経済・社会系(ES) 科学系(S) 上記の系統は、高校2年生から始まるため、高校1年生の終わりまでに選択しなければならない。ル・モンド紙によれば、2014年には生徒の52%がSを、32%がESを、16%がLを選択しているとされた。 2019年度に、高校2年生の3つ系統は廃止された(2020年度には高校3年生にも廃止される)。これにより、生徒は共通科目のほか、高校2年生で3つの専門科目を選択し、高校3年生にそのうち2つを続ける。また、これまで最終試験の対象となっていなかった内申点と成績・評価レポートも平均点と加算される。予備・本試験が総合平均点の60%を占め、内申点が30%、成績・評価レポートが10%となる。 2021年以降の普通バカロレア試験の科目と指数の一覧科目指数予備試験(高2) 国語(筆記) 5 国語(口頭) 5 本試験(高3) 哲学 8 最終口頭試験 10 専門科目(2科目)芸術美術 映画音響映像 舞踏 美術史 音楽 演劇 生物・生態学(農業高等学校のみ) 歴史・地理・地政・政治学 人文・文学・哲学 古代言語・文化 言語・文学・外国文化英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語 数学 情報・デジタル科学 物理・化学 経済社会科学 工学 生命・地球科学 16 内申点(高2・高3) 以下の科目の年内試験の平均点:歴史・地理 第1外国語 第2外国語 科学教育 体育・スポーツ 本試験で受けない高校2年生で受けた専門科目 30 成績・評価レポート(高2・3) 以下の科目の年内成績が平均点として加算される:国語(高2) 哲学(高3) 歴史・地理 道徳・公民 第1外国語 第2外国語 科学教育 体育・スポーツ 任意科目 10 バカロレアでは専門的な統合はできないが、大学またはグランゼコールの準備学級で更なる教育を続けることができる。普通バカロレアの取得者は、技術分野を追求し、上級技術者免状(BTS)または大学技術卒業証書(DUT)の取得を試みることもできる。
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