時局同志会、翼賛議員同盟と三木とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 時局同志会、翼賛議員同盟と三木の意味・解説 

時局同志会、翼賛議員同盟と三木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:48 UTC 版)

三木武夫」の記事における「時局同志会、翼賛議員同盟と三木」の解説

1939年昭和14年11月27日三木を含む第二控室所属する国会議員8名は、国民同盟清瀬一郎東方会杉浦武雄日本革新党江藤源九郎ら、更には院内団体第一議員倶楽部一部所属議員とともに新たな院内団体である時局同志会結成した時局同志会には他に安達謙蔵赤松克麿朴春琴木村武雄らが参加した時局同志会は「聖戦貫徹熱情均しくする」ことを標榜する親軍的な会派であり、結成直後には陸軍動き背景当時阿部内閣倒閣運動進めた阿部内閣総辞職後米内内閣成立するが、時局同志会政友会民政党という既成政党国会議員入閣させた米内内閣批判的であった1940年昭和15年2月2日民政党斎藤隆夫衆議院本会議反軍演説行った時局同志会斎藤演説聖戦目的冒涜するものと強く反発し斎藤衆議院除名積極であった3月7日衆議院本会議斎藤衆議院除名された。採決の際、反対7、登院棄権121欠席23出ており、除名積極であった時局同志会中でも安達ら5名は棄権したが、三木賛成票を投じた見られている。 第75帝国議会で、三木衆議院予算委員会の席で西日本旱魃対策についての質問建議委員会では徳島県内の鉄道建設についての建議、そして請願委員会では徳島県板野郡内の郵便局設置について請願を行うなど、地元陳情積極的に処理していた。3月26日近衛文麿による新党結成動き対す意見対立により時局同志会解散し三木同僚議員7名と共に七日会結成したこの年の春頃からは新体制運動動き活発化し、6月24日には近衛枢密院議長辞職し新体制運動乗り出すことを声明した。7月22日第2次近衛内閣組閣前後して各政党とも解散となり、8月には七日会解散した三木七日会までは小規模な院内団体所属し続け特定の政党所属することはなかったが、これは戦後政党集散離合関与し自由民主党所属後も小派閥を率いることになる三木の姿と重なるものがある。 三木新体制運動どのように関わっていたのか、十分な資料残されていないが、9月12日には、三木の他小泉純也羽田武嗣郎西川貞一の計4名が発起人となり、10名あまりの若手国会議員とともに新体制運動についての意見交換会を開くなど、新体制運動向けて他の若手議員連携した活動行っていた記録残っている。 10月12日には大政翼賛会結成されたが、政事結社ではなく公事結社とされ、議員たちは大政翼賛会議会局所属することになった政事結社ではない大政翼賛会内では政治活動禁止され議会局扱い軽さ議員たちは不満を募らせ解散した政党替わる形として衆議院議員大多数435名が参加して院内団体衆議院倶楽部12月20日結成三木もこれに参加した結局1941年昭和16年4月には大政翼賛会議会局廃止9月2日には衆議院倶楽部解散となる。同日衆議院議員324名が参加する翼賛議員同盟結成され三木参加した一方翼賛体制批判的な鳩山一郎尾崎行雄らは1941年昭和16年11月10日には同交会結成し、その他西尾末広松本治一郎らが参加した興亜議員連盟などが結成されたが、三木はそれらに加わることはなかった。この頃には議会での審議形骸化進み三木議会での発言機会にも恵まれないようになった

※この「時局同志会、翼賛議員同盟と三木」の解説は、「三木武夫」の解説の一部です。
「時局同志会、翼賛議員同盟と三木」を含む「三木武夫」の記事については、「三木武夫」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「時局同志会、翼賛議員同盟と三木」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「時局同志会、翼賛議員同盟と三木」の関連用語

時局同志会、翼賛議員同盟と三木のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



時局同志会、翼賛議員同盟と三木のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの三木武夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS