時局色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 01:47 UTC 版)
1932年4月号では特集で「愛国小説軍事美談集」(三上於菟吉「哭くな戦友」など4編)を組むなど、時局色が投影されるようになる。翌5月号では陸海軍将校による「戦争ロマンス大座談会」、1933年5月号で「愛国読物大特集」、6月号で「従軍記者大座談会」など。『少年倶楽部』で名声を上げた山中峯太郎も、1932年から頻繁に掲載され、兵隊小説「団子二等兵」も連載した。 1941年には陸軍省から、木村毅に大山巌元帥を書いて欲しいとの要請により、「大山元帥」を連載した。戦局が進むに連れて言論統制が強まり、1940年の川口松太郎「女浪曲師」は軍部の圧力で連載を打ち切られ、終戦の1945年には10万部程度に落ち、ページ数も32ページとなる。
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