旧庁舎の歴史的文化的意匠的側面とは? わかりやすく解説

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旧庁舎の歴史的・文化的・意匠的側面

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 11:04 UTC 版)

旧加悦町役場庁舎」の記事における「旧庁舎の歴史的・文化的・意匠的側面」の解説

1927年昭和2年3月当地マグニチュード7.3の北丹後地震襲われ、同じ場所に建っていた当時庁舎倒壊した。その直後から隣接する加悦小学校一室での業務再開5月には仮庁舎建設された。町会議事堂建設計画持ち上がったが、役場庁舎機能が仮庁舎のままで、必要な諸室の確保できないことから見直され役場庁舎町会議事堂機能兼ね備えた旧庁舎建設された。 スペイン南部発祥建築様式である、スパニッシュ・ミッション様式赤瓦屋根であり、クリーム色外壁左右対称外観特徴となっている。これは今林太郎活躍していた当時大林組が得意としていたものである。なお、様式の名称にある、ミッション修道院意味している。また、旧庁舎は、重要伝統的建造物群保存地区であるちりめん街道内にあり、7~8割が昭和20年代建てられ木造建築物建ち並ぶ地区である。その中で近代的な象徴である洋風建築物の旧庁舎ちりめん街道町並みアクセントとなっている。 イギリス人貿易商邸宅である建築学的に価値のある神奈川県横浜市にあるベーリック・ホール外観似ているといわれ、この建物建っている山手地区内では、戦前建物最大規模であることからも、旧庁舎のあるちりめん街道繁栄ぶりもうかがわせる。なお、建築年ベーリック・ホールよりも早い外観装飾は、3カ所のメダイオンと1階窓まわりのアーチ状の繰り程度端正な意匠をしており、また、南面には意匠凝らした出入口があり、議場出入口であったということもあるが、ちりめん街道への敬意込めているといわれている。 建築にあたって震災教訓としており、耐震性能についても熟考なされた旧庁舎簡素な平面立体構成になっているのは、地震に強い構造だからである。さらに鉄筋コンクリート外壁採用しているのも、地震後火災からの延焼を防ぐためである。そのことからも、震災からの復興シンボルとなっている。

※この「旧庁舎の歴史的・文化的・意匠的側面」の解説は、「旧加悦町役場庁舎」の解説の一部です。
「旧庁舎の歴史的・文化的・意匠的側面」を含む「旧加悦町役場庁舎」の記事については、「旧加悦町役場庁舎」の概要を参照ください。

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