旧世紀版からの変化など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:11 UTC 版)
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の記事における「旧世紀版からの変化など」の解説
TVシリーズ冒頭の「時に、2015年」のテロップが消え、年代が明示されていない。宣伝協力の氷川竜介は、パンフレットに「時に、2015年」の一節を引用しようとしたところ削除されたと証言している。 旧世紀版第1話冒頭と同様、沿岸沿いの国連軍戦車部隊のシーンはそのままだが、本作冒頭のシーン(神奈川県太平洋側の街の様子)は旧世紀版第1話冒頭の街中のシーンと比べると街がより甚大な被害を受けている。 NERVとSEELEのシンボルマークが変更になったほか(NERVマークは4種類を併用)、各種画面やSEELEのモノリスのデザインも変更になった。 キールらが人類補完委員会としてでなく、当初からゼーレとしてモノリスの姿で登場。また、ゼーレの人数が7名に減っている。 前作の「○th Children」という表現が消え、「第○の少女(少年)」「○番目の子供」などと表現されている。 ミサトとシンジが立ち寄ったコンビニがローソンに変更されている。 「プラグ深度」(正確にはエントリープラグ内におけるコクピット・インテリアの深度位置)がエヴァ本体の状態に関係していることが示されている(零号機の暴走時にはエヴァ側に引き込まれようとしていた)。 ミサトたちはNERV本部地下の使徒がリリスであることを最初から知っており(TVシリーズでは、NERV本部地下の使徒をアダムとしていたが、登場人物たちがそれを見破る。そもそも「アダム」とされたリリスの存在そのものが秘匿されていた)、ヤシマ作戦前にミサトがシンジにリリスを見せて、使徒のセントラルドグマへの到達の際は、NERV職員全員がリリスもろとも自爆する覚悟を決めていることを伝える場面が加えられている。 本作の世界では、旧世紀版においてセカントインパクトの発生した南極、およびサードインパクト発生後の世界にのみ見られた血のような赤色の海が全地球に広がっている。また、月面には血痕のような赤い染みが存在する。 本作時点でゲンドウがダミープラグに言及したり、ゼーレや渚カヲルが登場するなど、TVシリーズでは後半まで登場しなかったものが登場する。 スタッフロール後の『破』の予告編では、新キャラクターと新たなエヴァ5号機・6号機の登場が示唆されている。
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