旧世紀版での真実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:19 UTC 版)
「セカンドインパクト」の記事における「旧世紀版での真実」の解説
セカンドインパクトの原因について国際連合は、セカンドインパクト調査委員会の調査に基づいたものとして公式発表したが、それは秘密結社ゼーレによって情報操作されたものである。NERV職員などの情報筋には、葛城調査隊による南極で発見された「第1使徒アダム」の調査中に謎の大爆発を起こしたと説明されていたが、それすらも欺瞞情報であり、実際には人為的に引き起こされたものである。ゼーレと碇ゲンドウらが葛城調査隊を利用し、他の使徒が覚醒する前にアダムにロンギヌスの槍を使い卵にまで還元しようとした際に、副次的に発生したエネルギーによりもたらされたものであったとされる。 セカンドインパクト当日、葛城調査隊は提供者との接触実験(遺伝子ダイブともある)によるS2機関の始動実験を計画しており、それによりアダムが覚醒。調査隊は予め用意されていたロンギヌスの槍を用いて再封印を試みるが、失敗。槍の力によりアダムのA.T.フィールドは解放され、人の遺伝子とアダムが物理的融合を果たし、アダムによりアンチA.T.フィールドが展開されていった。 調査隊は、アダムからロンギヌスの槍の引き抜き、アダムのクォーク単位での分解、ガフの部屋(白き月)の熱滅却処理などを試みるが、既にS2機関と起爆装置がリンクされ解除不能になっていること、何らかのシステムの変換がセットされていることが発覚し、カウントダウンが開始される。そしてアダムが翼を広げ地上に出ると共に大爆発が起こされ、最終的にはアダムはバラバラになり退化し、完全な生態系のリセットは免れることとなった。 なお、葛城調査隊に同行していた隊長(葛城ヒデアキ)の娘葛城ミサト(後の特務機関NERV 作戦課長)は、この事件を最も近くで目撃した調査隊唯一の生存者であり、その際、1体の光の巨人が翼を広げる様、そして上空から光の粒や線(バラバラになったアダムと思われるもの)が降り注ぐ様を目撃している。
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