日産ディーゼル・GE13とは? わかりやすく解説

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日産ディーゼル GE13

国内大型トラック初のユニットインジェクタ採用エンジン最大燃料噴射圧200MPaを可能としたツインバルブコントロール式ユニットインジェクタの採用により大幅にPM低減したまた、世界初尿素SCRシステムとクールドEGRシステム組合わせによりNOx大幅な低減実現した。これにより、日本2005年10月施行され世界で最も厳しいとされる新長排ガス規制1年前倒しクリアすると同時に燃費の向上を図った車両運行燃費比較すると、EGRDPFシステムで新短期排出ガス規制・超PM適合させた場合に対して+10.5%向上させることができた。

保管場所:

製作(製造)年:2004

製作者(社):日産ディーゼル工業(株)

資料種類:量産品

型式 / 製作
型式:日産ディーゼル GE13

種類:ディーゼルエンジン

会社名:日産ディーゼル工業(株)

用途:貨物自動車

実物所在:現行車に搭載

搭載車:トラックトラクター

製作年:2004

設計者:日産デイーゼル工業(株)

諸元
シリンダ配列・数:直6縦置

サイクル冷却方式:4サイクル水冷

型式/数:OHC/4バルブ

燃焼方式:直接噴射

燃焼室:浅皿トロイダル型燃焼室

総排気量:13.074 L

内径×行程:136.0mm×150.0mm

圧縮比:17.5

質量(重量):1220kg

寸法:1600mm×1135mm×1210mm

噴射ノズル:電子式

性能
最大出力回転数:279kW/1800rpm (NET)

最大トルク回転数:1648N・m/1400rpm (NET)

燃料消費率:

燃料噴射方式:ユニット インジェクタ-

排気ガス対応:新長期規制対応
高圧燃料噴射
排気ガス再循環装置(EGRクーラー付き)
尿素選択還元触媒システム(SCR)

装置
過給機形式:ターボ

インタークーラー:付き

可変装置:

その他:ブローバイ・ガス還元装置クローズド ベンチレイション システム

エピソード話題性:ユニットインジェクタによる超高圧燃料噴射世界初尿素SCRシステム組み合わせたFLENDSシステム採用

特徴:ツインバルブコントロール式超高圧ユニットインジェクタ、OHC 4バルブ、ベッドプレート構造、クールドEGRシステム可変翼ターボチャージャ(TDTETF)
構造上の主な特徴は、
(1)剛性設計
 ①CV鋳鉄採用のカムジャーナル一体型シリンダヘッド
 ②2壁構造+ベッドプレート構造によるシリンダブロック
(2)フリクション設計
 ①ローラロッカアームの採用
 ②クランク及びカムシャフトへのスーパフィニッシュの採用
 ③3ギヤ式省エネオイルポンプの採用
 ④ボールベアリング式ターボチャージャ(GE13TATBTC)
(3)エンジンバリエーション

参考文献:笠原 則彦、三上 隆史、鈴木 彰 「新長排ガス適合GE13エンジンの開発日産ディーゼル技報 No.65(2006)
程塚 正夫小林 信裕 「新長期排出ガス規制適合GE13エンジン山海堂 エンジンテクノロジー  No.42




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