日本語における発音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 06:47 UTC 版)
現代標準語の音韻: 1子音と1母音「あ」から成る音。両唇を閉じてから開く破裂音 [b]。有声子音。/a/ もしくは /o/ に挟まれたときは有声両唇摩擦音 [β] になることがある。 発音: ば[ヘルプ/ファイル]
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日本語における発音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 16:28 UTC 版)
現代標準語の音韻: 1子音と1母音「い」から成る音。語中においては舌の前部を上歯茎の後ろに付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声歯茎硬口蓋破擦音、すなわち「ち」の有声化音。また語頭や促音・撥音の後では舌の前部を上歯茎の後ろから硬口蓋近くの範囲に付けずに近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声歯茎硬口蓋摩擦音、すなわち「し」の子音の有声音である。これら2つの「ぢ」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。大体において破擦音は語頭、撥音の後ろで現れ、摩擦音は語中で現れる。 上代には舌先の破裂音を子音とする /di/ であったと考えられるが、室町時代末には口蓋化した摩擦音を伴う /dʒi/ に転じていた。江戸時代に入ると「ぢ」(/dʒi/)と「じ」(/ʒi/)の発音上の区別が失われ、仮名遣いの混乱を生じるようになった。拗音の場合も同様である。 「ぢ」は「じ」と同じ発音であり、現代標準語では「ぢ」と「じ」を音の上で区別しない。現代仮名遣いでは例外を除いて「ぢ」で書かれてきたものをすべて「じ」で書く。例外として同音の連呼によって生じている場合(「ちぢむ」「ちぢれる」など)もしくは二語の連合によって生じている場合(「はなぢ」「そこぢから」など)には「ぢ」を用いることとされ、現代語の一般的意識では二語に分解しにくい語については「じ」を本則としつつ「ぢ」も可としている(「世界中」など)。 有声歯茎硬口蓋摩擦音[ʑ]・有声歯茎硬口蓋破擦音[d͡ʑ]または国際音声記号では有声後部歯茎摩擦音[ʒ]・有声後部歯茎破擦音[d͡ʒ]で記述される。どちらかといえば[ʑ, d͡ʑ]が近く、[ʒ, d͡ʒ]で表される場合でも英語のvisionなどの s や j とは異なっている。濁音も「ち」同様、調音点が異なっている。「だ、で、ど」と同じ調音点で発音すると/di/となる。こちらも中世以降日本語から消えていた音であり、近代になって外来語などのなかで復活した(現在は、「でぃ」「ディ」又は、「じ」「ジ」等と表記される事が多い。)。この外来語表記事例として前者は、三菱地所が古くから保有していたオフィスビルの名称(丸ノ内ビルヂング、大名古屋ビルヂング)や旧ヂーゼル機器(現ボッシュ日本法人)などがあり、後者は戦前までのラジオの表記「ラヂオ」、「ラヂウム」や「イリヂウム」、「ヂステンパー」、「エンヂン」などがある。 発音: ぢ[ヘルプ/ファイル]
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日本語における発音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:10 UTC 版)
1子音と1母音「う」から成る音。語中においては舌の先を上歯茎に付けずに近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声歯茎摩擦音、すなわち「す」の子音の有声音である。また語頭や促音・撥音の後では舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声歯茎破擦音。これら2つの「づ」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。「づ」は「ず」と同じ発音であり、現代標準語では「づ」と「ず」を音の上で区別しない(四つ仮名)。現代仮名遣いでは、例外を除いて「づ」で書かれてきたものをすべて「ず」で書く。 上代の「づ」の発音は、舌先の破裂音を子音とする /du/ であったと考えられるが、室町時代末には摩擦音を伴う /dzu/ に転じていた。さらに江戸時代に入ると「づ」(/dzu/)と「ず」(/zu/)の間で発音上の区別が失われ、仮名遣いの混乱を生じるようになった。なお現在でもごく一部の方言に /du/ の発音が残る。 現代では、外来語中にて /du/ の発音が出る場合、「ドゥ(または『デュ』)」と表記する。 発音: づ[ヘルプ/ファイル]
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