日本語との比較とは? わかりやすく解説

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日本語との比較

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:42 UTC 版)

朝鮮語」の記事における「日本語との比較」の解説

統語面では、基本語順SOV型であり、日本語類型論的に同じ語順を持つ(なお、語順はそれ単独では同一系統言語であることを示す証拠にはなり得ない。なぜなら、SOV型世界言語の約50%属す普遍的な語順であり、また同一系統であっても言語によって、更には同一言語であっても時代によって基本語順異なことがあるため)。否定や法の表現では逆位となる場合いわゆるかばん語」によって否定表現一語となっているものがある。助詞主題表示する点は日本語共通している。 音韻的な面では、古い時代では語頭流音ラ行)・有声阻害音濁音)が立たない点、母音調和見られる点、母音連続避ける点などが日本語共通する。これらはアルタイ諸語共通して見られる特徴でもあり、朝鮮語及び日本語アルタイ語族であるという論拠一つになっている。但し朝鮮語音節閉音節CVC)を基本としているのに対し日本語開音節CV)を基本としているなど、相違点見られる。 その一方で語彙は、漢字語あるいは字音語除き一定の音韻対応によって系統的に同一の祖形に当てまるもの見出されていない江戸時代から、様々な側面から日本語朝鮮語類似性指摘する研究者はたびたび現れている(金澤庄三郎など)。小倉進平対馬方言朝鮮語の関係を研究したが、対馬方言への朝鮮語借用上のものは見出していない。漢字呉音古くは「対馬音」と呼ばれ研究者中には朝鮮字音から直接輸入されたと考える者もあったが、河野六郎研究などによりその重層性が明らかにされていった。 かつてのような単純な説は出されることはなくなったが、現在でも様々な資料方法によって親族関係見出そうとする研究続けられている。共通点については言語連合Sprachbund, language union、例:バルカン言語連合)の可能性もある。

※この「日本語との比較」の解説は、「朝鮮語」の解説の一部です。
「日本語との比較」を含む「朝鮮語」の記事については、「朝鮮語」の概要を参照ください。

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