新自由主義経済とは? わかりやすく解説

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新自由主義経済

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 10:25 UTC 版)

ホンジュラスの経済」の記事における「新自由主義経済」の解説

ホセ・シモン・アスコナ・デル・オヨ(1927-2005)は、1985年11月29日選挙により大統領となった日本先駆けるかのように失われた10年」と呼ばれた不況期就任であった32ドル債務のうち、対外債務だけをとってもGDP44%にのぼったまた、1980年代政府はエル・カホン水力発電所建設しようと、対外債務半分つぎこんでいた。1989年、5700ドルデフォルトにより、世界銀行からは新規借款受け取り国として不適切だと指をさされ、双子の赤字苦しアメリカ援助中断決めた。 ラファエル・レオナルド・カジェハス・ロメロが1990年大統領となり、政権交代実現した。カジェハスは米国の大学農業経済専攻帰国後は経企庁長官農業資源大臣などを歴任していた。選挙参謀富豪リカルド・マドゥーロを無任所大臣格の経済顧問にすえて、新自由主義めざした経済改革行った。IMFの構造調整全面的に受け入れた規制緩和貿易の自由化外国投資の自由化民営化といったものを推進した緊縮財政公務員削減とっても日本新自由主義場化と重なるところが多い。 副作用は相当なものであった通貨レンピラは、それまで1ドル2レンピラだったのが、1990年3月には4.3レンピラ暴落した輸入品高騰消費者物価直撃1990年基準にすると、翌年は1.3倍。1993年には1.6倍まで跳ね上がったまた、緊縮財政補助金カットされていったせいで、公共料金水道からゴミ処理に至るまで軒並み上がった。 この政権末期になると、公権濫用汚職疑惑本格的に捜査告訴された。カジェハス自身周辺高官親族、軍高官対し大統領府機密費流用外人への旅券不発発給大統領府主導した石油安定基金の2億8000レンピラとも言われる使途不明金大統領支持した公共事業通信交通省機材の不正払い下げ森林庁の使途不明金など、数え切れない容疑であった1996年末には当局麻薬取引容疑捜査国会議員妨害されていると発表裁判所爆弾テロ遭った。カジェハスは不逮捕特権利用して訴追逃れた彼の所属する国民党国民の支持失った

※この「新自由主義経済」の解説は、「ホンジュラスの経済」の解説の一部です。
「新自由主義経済」を含む「ホンジュラスの経済」の記事については、「ホンジュラスの経済」の概要を参照ください。

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