新潟焼山とは? わかりやすく解説

新潟焼山(新潟県)

2400m 北緯365515秒 東経1380249秒 (焼山) (世界測地系

新潟焼山地図

概 要

 新潟焼山火山新潟県西部位置し標高2000m前後山地基盤とする比高400mドーム状の小型成層火山である。第三紀層(標高約2000m)を基盤とする安山岩デイサイト(SiO2 5864%)の火山山頂部溶岩ドーム北方溶岩流火砕流流下している。山体形成新しく1773年噴火でも火砕流発生その後噴火水蒸気爆発らしい。泥流生じやすい。山頂部には噴気孔がある。別名、茶臼岳

山頂付近の状況
山頂付近状況1996年8月19日撮影

新潟焼山写真
1996年7月30日状況



最近1万年間の火山活動

 新潟焼山火山は、今から3000年前頃に第1期の活動始まりその後1000年前第2期活動、約650年前に第3期活動1773年第4期活動始まった
 第1期の活動では、火山灰放出火砕流溶岩流流出起こった第2期活動は新潟焼山における最大規模活動で、日本海にまで達す火砕流長さ6.5kmの溶岩流出した第3期活動でも火山灰放出火砕流流出起こり、このときの火砕流も海まで1.5kmの地点にまで達した。この活動最後に現在の山頂である溶岩ドーム形成された。第4期活動のうち、1773年活動爆発的な噴火始まりその後火砕流流出したが、先の2つ時期流出した火砕流よりは小規模であった。この噴火以降にはマグマ噴火起こっていないが、19世紀中頃には大量硫黄噴出その後20世紀入って小規模な水蒸気爆発発生している (早津,1994) 。



記録に残る火山活動


日本活火山総覧第3版)(気象庁2005)による。



火山観測

気象庁では,地震計設置し,新潟焼山の火山活動監視観測行ってます。



火山活動解説資料

気象庁実施した火山観測データ解析結果や,火山活動診断結果掲載します毎月1回上旬公表します





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