新潟港駅
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新潟港駅 | |
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中央埠頭の入換列車(1986年8月)
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にいがたこう Niigata-ko |
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◄沼垂 (1.4 km)
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所在地 | 新潟県新潟市沼垂 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 信越本線 |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1942年(昭和17年)4月1日 |
廃止年月日 | 1986年(昭和61年)10月19日 |

新潟港駅(にいがたこうえき)は、新潟県新潟市沼垂にかつて存在した、日本国有鉄道の駅である。
概要
日満連絡のために開業するも戦後はその役目を失い、海陸連絡の貨物駅として機能したが、鉄道貨物衰退に伴い昭和61年に廃止された。
歴史
- 1942年(昭和17年)4月1日:開業[1]。 上野発新潟着の急行旅客列車のうち、客車1両を沼垂駅から当駅まで乗入[2]。
- 1958年(昭和33年)4月29日:沼垂駅 - 当駅間の旅客運輸営業廃止、これに伴い車扱貨物のみの取扱となる[3]。
- 北鮮航路連絡旅客及び手荷物を取り扱うこととなっていたが、事実上その取扱がないため[4]。
- 1967年(昭和42年)5月1日:当駅分岐の専用線として万代公共臨港線(2.5km)開業[5]、旧万代駅付近まで線路が伸びる。
- 1986年(昭和61年)10月20日:廃止[6]。
隣の駅
- 日本国有鉄道
-
信越本線貨物支線(1986年廃止区間)
- 沼垂駅 - 新潟港駅
脚注
関連項目
新潟港駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 08:07 UTC 版)
詳細は「新潟港駅」を参照 1931年(昭和6年)9月1日に上越線が全通し、その後満州国が建国されて新潟市の新潟港(のちの新潟西港)から雄基・清津への航路が開設されると、東京から満州国の首都新京(現、長春)への最短路として東京 - 新潟 - 雄基(後に羅津へ変更) - 新京のルートが注目されるようになった。そのため、新潟 - 羅津間航路には新型船が多く投入されて本数も増やされた。それにつれて船舶との連絡至便を図り新潟港近くへの直通列車を走らせる構想も高まり、1940年(昭和15年)10月より下りに限り新潟港近くまで引かれた専用線を使用して、新潟駅手前の沼垂駅(現、貨物駅)で急行列車の一部車両を切り離す形で、新潟港への列車の直通運転を開始した。1942年(昭和17年)4月1日には鉄道省が専用線を買い取って、新潟港の中央埠頭近くに新潟港駅(にいがたこうえき)を設けたので、直通車両も新潟港駅までの乗り入れの形になった。同年11月15日改正時の様子は下記の通りである。 (701)上野800→新潟港1442(急行) しかしまもなく戦争の激化で航路の運行も難しくなり、この船舶接続列車も翌年2月の段階で消滅した。新潟港駅は貨物駅として存続したものの、1986年(昭和61年)10月20日に廃止されている。
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