新光丸事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/11 01:35 UTC 版)
新光丸事件(しんこうまるじけん)とは、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)によるスパイ事件[1][2][3]。1957年(昭和32年)12月28日、海上保安庁検挙(摘発)[1][2][3][4]。
注釈
- ^ 「全基永」は北朝鮮内務省社会安全部対外安全処第1局の所属で、朝鮮人民軍大尉であった[1]。彼が送信した情報は、日本政府の国内政策、対北朝鮮政策、在日朝鮮人政策、日本の再武装計画、日米安保条約体制などに関連するものであった[1]。
- ^ 「ハンマーを持った男」は『週刊読売』の記事では、横浜市在住の「金基永」(全基永の誤記か)と名乗る30歳の男で、北朝鮮内務省系の無電連絡工作員であることを認め、伊根では「任務完了のため交代帰国するところだった」ことを自供したという[4]。記事では、伊根八坂神社での接触の際、男は20歳代後半の大柄な美人女性と一緒で、2人は泣きながら別れを惜しんでいたという[4]。「金」は日本国内では養鶏業を営む鎌倉市在住の柳沢多吉(44歳)という朝鮮人からも指示を受けていた[4]。八坂神社にいた女性は内堀佳子(27歳)で、柳沢の娘で「金基永」の内縁の妻であるという[4]。内堀を名乗る女性も北朝鮮工作員とみられ、柳沢・内堀の2人はともに指名手配された[4]。
出典
- 1 新光丸事件とは
- 2 新光丸事件の概要
- 3 外部リンク
- 新光丸事件のページへのリンク