不審船発砲事件とは? わかりやすく解説

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不審船発砲事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 23:35 UTC 版)

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不審船発砲事件(ふしんせんはっぽうじけん)は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)によるスパイ事件、不審船による発砲事件[1][2]1970年昭和45年)4月14日発生[1][2]

概要

1970年4月14日、兵庫県城崎郡竹野町(現、豊岡市猫崎の東方約1.8キロメートルの日本海で、午前0時15分頃、無灯火で移動する不審船を海上保安庁巡視船が発見し、停止を求めると時速20ノットで北方に逃走した[1][2]。海保の巡視船「あさぎり」が船体300メートルまで近づいて写真撮影をおこなったところ、北朝鮮工作船とみられる不審船の船内から自動小銃(機関銃)で、2、3回、連射された[1][3][注釈 1]

「あさぎり」は追跡したが、船を停船させるにはおよばなかった[3][注釈 2]

脚注

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注釈

  1. ^ 在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)の幹部だった韓光煕によれば、韓自身がつくった北朝鮮工作員の着岸ポイントは全国に38か所あり、そのうち、兵庫県の日本海沿岸に所在するのは美方郡香美町香住海岸におけるポイントである[4]
  2. ^ 日本の国内法では、日本国・日本国民にとって有害な工作活動をしている人間・組織であっても工作員であるという理由だけで逮捕できる根拠法を欠いている[5]

出典

参考文献

関連文献

  • 外事事件研究会『戦後の外事事件―スパイ・拉致・不正輸出』東京法令出版、2007年10月。ISBN 978-4809011474

関連項目

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