救急救命部(ER)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 15:07 UTC 版)
「医龍-Team Medical Dragon-」の記事における「救急救命部(ER)」の解説
明真大学病院が新しい経営スタイルを模索する上で最近新たに設立された部局。加藤が朝田をダシにアメリカから腕利きの医師である鬼頭直人を引き入れ、かなり自由な予算裁量権を与えるなど、明真大学も力を入れさせている。 鬼頭直人(きとう なおと) 明真大学病院救急救命部の責任者で、明真大学の理事会が救急救命部の成績を上げるためにアメリカのアイルトン大学から呼び寄せた外様教授。臨床における腕はかなり高いレベルにあり、朝田にも国立や加藤以上と評価される。日本の医療を変えるという野心に溢れた男で、その一環として「金になる医者」である朝田を救急救命部に引き入れようと画策する。一方で、朝田に対して精神的なつながりを求めている面があり、彼の揺さぶりに翻弄されたり策に乗ったり(自身にも利点があるとはいえ)と、冷静さを奪われることが多い。 国立笙一郎(くにたち しょういちろう) UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)元教授。明真大学胸部心臓外科教授選挙に出馬するために日本に帰国。明真大学病院救命救急部の鬼頭直人とは帝都大学医学部同期。現在、救急救命部助教授。高いカリスマ性と技術力を持つ。医局にアメリカンスタイルの実力主義を持ち込もうと考えている。世界中にコネクションがあり、優秀な医局員を世界へ派遣し明真大の技術力向上、ひいては日本医療界の改革を目指す。 一人息子を伴って帰国し、日本とアメリカの文化の長所を知った国際人になってほしいと願っているが、当の本人には苦手意識を持たれ。理解されていない。 権藤(ごんどう) 中学時代の鬼頭の後輩で彼を追う形で医師への道を志すことになる。かわいくないパンダのような顔(朝田談)をした救急救命部の医師。5人の子持ち。鬼頭に強い憧れの感情を抱いており、彼に対しては非常に従順。 バウマン 国立が明真に呼び寄せた世界的な麻酔医。荒瀬をも凌ぐ腕前を持つが、てんかんの持病がある。自身の技術を伝える後継者を育てられなかったため、発作を薬で抑えながら現場に立ち続けていた。しかし重要なオペの最中、抑え続けていた発作が再発してしまい、患者に適切な処置を施せずに現場を混乱させてしまう。以後は2度と手術室に立たないと決意し、荒瀬に「自身の技術を継ぐ後継者を育てないと、才能が無くなってもいつまでも天才を演じ続ける羽目になる」と助言する。 クレメンス バウマンと同時期に国立が呼び寄せた世界的な医師で、かつては加藤と同じチームのNGOに所属し医療支援活動を行っていた。加藤は彼から朝田の評判を聞きつけ、その腕前を間近で見たことで、帰国後に朝田をスカウトすると決意する。バチスタチームの腕前をその目で見たことで、加藤の組閣力、医師を辞めていたはずの朝田の腕の冴え、そして伊集院の類稀なる才能に着目。とりわけ伊集院に関しては、「アメリカに留学させ、本格的な指導を受けさせれば素晴らしい医師となるだろう」と高く評価している。
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