技術仕様と設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/15 22:09 UTC 版)
「LEOエクスプレス480系電車」の記事における「技術仕様と設備」の解説
各編成の車両の床は90%がホームと同じ高さである。また、国際運行対応編成は、狭い片開きのドアしか無く3両目は入口のドアが無い。全ての5両編成はトイレを3つ備え、うち1つは車いす対応で子供用の台を備えている。洗浄方式は水洗式。車内は冷房つきである。 1編成のうち4両はエコノミー車に該当し、車内に212席の布地椅子「ボルツァド・コンフォルト」 (4本足) を備え、配置は大部分が2+2列、2席が車いす用で介助者用座席つき、5席がベビーカー用である。元々は、ノルウェーの列車の様に、進行方向に沿って回転する座席が考えられていたが、省コストの観点で、また清掃コストを安くできる、車両の側に固定された座席が採用された。座席の広さは45 cm、シートピッチは92 cmで、収納可能なフットレストを備えている。座席のメーカはフリチョヴィツェ(英語版)のボルツァド有限会社である。収納式テーブルにはノート用の枠があり、アームレストと電気コンセントを備えている。2人席には3つの幅50 mmのひじ掛けがある。一部の座席は4人用に配置されており、収納式テーブルの場所は中央のテーブルになっている。 編成の1両目にはビジネスクラスがあり、皮地の転換可能なボルツァド・コンフォルト座席19席からなり、主に2+1席の配置で、シートピッチは1025 mm、幅500 mm、高さ1240 mm、深さ482 mmとなっている。各席の両側には幅80 mmのひじ掛けがあり、アクセサリ類も備えている。プレミアクラスは転換可能なボルツァド・エクセレント座席6席からなり、腰位置を調整可能、頭当てが柔らかい布張り、読書灯つき、横に折り畳みテーブルあり、曲がるフットレストを備えている。 車内の情報システムとインターネットのインフラはノマド・デジタル社によって提供された。システムは実際の列車運行、発注、車内でのサービス電子決済の情報を提供する。中央放送アンテナと車両中央にある受信器は、GSM、UMTS、CDMA、LTEの各インターネット回線に接続可能で、列車中央にはイーサネットがあり、各車両のWi-fiアンテナと接続されている。 編成の塗装は、コーポレートカラーの黒地に金色のストライプである。
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