打出小槌町時代(1954-1987)
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「芦屋市立図書館」の記事における「打出小槌町時代(1954-1987)」の解説
図書館と名付けられたとはいえ、実態としては小規模な図書室の形であったため、市民の間では専用棟を持つ図書館設置を求める声が高まった。1953年(昭和28年)1月には打出小槌町の用地と建物を買収し、1954年(昭和29年)2月11日にはこの建物に移転、2月17日にはこの建物での閲覧を開始した。8月20日には鉄筋2階建ての書庫が完成。1950年にはスポーツ資料収集家の田尾栄一から資料を寄贈されており、1955年(昭和30年)4月17日には1,148冊の「田尾スポーツ文庫」の閲覧を開始した。 1962年(昭和37年)6月1日には開架室を新設して閲覧を開始し、1年後の1963年(昭和38年)6月1日には館外貸出を開始。1964年(昭和39年)には芦屋市立小槌幼稚園を建設するために図書館用地の一部を割譲している。1965年(昭和40年)6月14日には専用車による移動図書館の運行を開始した。1967年(昭和42年)11月16日には芦屋市民会館・竹園集会所・打出集会所・翠ヶ丘集会所の4か所に委託の分室を設置した。 毎年5月1日は図書館創立記念日として休館していたが、1970年(昭和45年)3月27日には創立記念日も開館とし、さらに館外貸出対象の年齢制限を廃止した。1972年(昭和47年)6月1日には貸出方式にブラウン方式(変形)を採用し、館内に冷房設備を設置。1973年(昭和48年)1月20日には407冊の「松本幸雄バスケットボール文庫」を設置した。同年3月1日には図書の予約制度を、4月20日にはコピーサービスを開始し、1974年(昭和49年)10月24日には入館証を廃止して館内利用証とした。 1983年(昭和58年)7月19日には「新図書館建設準備委員会」を発足させ、1984年(昭和59年)11月19日には「芦屋市立図書館建設準備委員会報告書」をまとめている。報告書をもとに1985年(昭和60年)12月25日には基本設計が策定され、1986年(昭和61年)6月30日には伊勢町で着工、1987年(昭和62年)3月30日に新図書館が竣工した。4月1日から7月7日までは移転作業のために休館している。
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