手入れと保管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 14:01 UTC 版)
豆の脱水を防ぎ水分を補給するためには、1か月に1回か2回、塩素を含まない水(市販のミネラルウォーター等)に豆を4 - 5時間浸す必要がある。いくつかの地域で水道水に混入されている塩素は、内部の幼虫を殺してしまう。あるいは塩素の含まれた水道水を蓋をしていないコップに入れて約6時間ほど放置する事で、塩素を発散させて使う事も出来る。少量の水を霧吹きで豆に吹き付けるだけでは、幼虫の寿命を延ばすのに効果はない。豆は冷たく乾燥した場所に保管されねばならない。冷凍保存をすると幼虫が死んでしまう可能性がある。
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手入れと保管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 01:57 UTC 版)
畳に敷いた布団は、毎日、就寝の前に収納場所から出して敷き広げ、起床ののち折り畳んで収納することが慣習化されている。これを「布団の上げ下ろし」という。上げ下ろしすることで、部屋を広く使うことができると同時に、部屋にほこりが溜まることを防ぐことができる。現代では布団が収納されるのは一般に押入れの中段であるが、これは、昭和に綿入り布団が広まった際、それまでのように畳んで床に置いておくだけでは湿気やカビの発生などが問題になったためである。 寝ついていた病人が回復し、病床を離れられるようになって布団を上げることを「床上げ」という。また、布団を畳まずに敷いたままであることを、「万年床」(まんねんどこ)という。万年床は不精で不潔なこととされており、形態としては万年床にほかならないベッドの導入の際などに高齢者が抵抗を示す場合がある。 また、布団には夜間、睡眠中に人間から排出される汗のために水分がかなりたまる。そのため、時々、天気の良い日に戸外に干す必要があり、これを「布団干し」(ふとんぼし)と呼ぶ。このとき、布団が物干し竿から風などで落ちないように「布団ばさみ」を使って抑えておく。ただし、集合住宅では手摺を利用して布団などを干すことを禁じているところが多くなっている(落下による危険防止のため、景観を保つためなど)。このように、現代では、部屋の日照や生活時間の変化、景観に関する条例などから布団を干すことができないことも多く、こういった場合は、代わりに「布団乾燥機」を用いて湿度を減らすことが行われている(後述するダニの殺虫にも効果的とされている)。 布団は、長く使用していると、ダニが発生することが多い。ダニの糞や死骸はアレルギー症状を引き起こす代表的なアレルゲンであり、アトピーや喘息などを持つ人にとっては深刻な問題である。除去方法としては、布団に掃除機をかけ、洗濯機で丸洗いすることが効果的とされている。また、よく晴れた日に黒いシーツをかけて熱を集めながら布団干しすることも効果的である。アレルギーを防止するため、最近では、防ダニ加工や、抗菌加工が施されたアレルギー対策布団も販売されている。アレルギー対策布団は、詰め物にポリエステル、布にポリプロピレンなどが使われる。 布団干しの際には「布団叩き」が用いられてきたが、布団を叩くことは繊維を傷め、ダニを殺す成果もない(布団内で叩いた箇所の反対側に逃げるのみ)ことから、近年では推奨されていない。埃やダニを除去するには、手でやわらかく埃をはたき、布団の上から直接掃除機をかけるのが効果的であること、また、掃除機をかけた場合に埃とダニの量が最も減るのはもめん綿とポリエステル綿であることがNHKの番組で紹介され話題になった。 近年では、布団専用の掃除機や乾燥機が発売されており、より簡単に手入れをすることが可能になった。 布団を保管する際や、引越の際には、「布団袋」(ふとんぶくろ)という布団一式を詰められる丈夫な布製の大きな袋が用いられたが、現代ではあまりみられない。 季節に合わない布団や来客用の布団を保管するためには多くのスペースを必要とするが、十分な空間がない場合、掃除機で布団内部の空気を吸い出してコンパクトにする「布団圧縮袋」(ふとんあっしゅくぶくろ)が用いられる場合もある。
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