所属力士の珍四股名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 10:13 UTC 版)
上述のユニークな教育方針と共に、次に列挙するような極めて個性的な四股名を弟子に命名することがしばしば話題にされる。 爆羅騎 源氣(ばらき げんき)…本人の項目を参照。 桃智桜 五郎丸(ももちざくら ごろうまる)→澤勇 智和(さわいさむ ともかず)…本人の項目を参照。 宇瑠虎太郎(うるとら たろう)→宇瑠寅 太郎(うるとら たろう)…本人の項目を参照。 覇王 万蔵(はおう まんぞう)…2015年3月の入門当初は本名に因んだ渡邊桜。アニメ『ONE PIECE』の覇王色の覇気に因んで2016年5月場所前に当四股名に改名。2019年名古屋場所限りで引退。 冨蘭志壽 学(ふらんしす まなぶ)…フィリピン・ラグナ州出身。2016年3月の入門と同時に本名のテオドロ・フランシス・ロバート・ヴァリエスのフランシスに漢字を充てた当四股名を名乗る。ただし上記の爆羅騎も含め、2010年代において本名の下の名を四股名とするのは一般化しており、部屋独自の命名方針ではない。外国出身力士でも阿覧欧虎の例がある。 大当利 大吉(おおあたり だいきち)…2015年3月の入門当初の四股名は本名と同じ櫛引 大樹(くしびき だいき)。櫛引を式秀部屋に紹介したラーメン店の店主の命名により、2016年9月場所前に当四股名に改名。上述の本名が『くじ引きで大吉を引く』ことを連想させることと、立合いで頭から当たれる力士になってほしいという式秀の願いに因んだもの。 育盛 義洋(そだちざかり よしひろ)…2014年7月場所の入門当初、力士としては極めて軽量(179㎝・65㎏)であったことから、育ち盛りの少年のように身体を成長させ、立派な体躯になってほしいという式秀の願いに因んで命名された。しかし無理な増量が祟り、入門から2ヶ月程が経過した2014年9月場所前に体調を崩して帰省。実父の説得によりそのまま引退して、本場所の土俵には出場しなかった。 太牙虎五郎(たいが とらごろう)…本人の項目を参照。 爽 薫(さわやか かおる)…2016年5月の入門当初の四股名は本名と同じ江塚 薫(えづか かおる)。出身地の静岡県にある炭焼きレストランさわやかと颯爽とした行動と相撲を取るようにと命名された。2019年3月場所前に当四股名に改名。。 ただし上述の力士のうち幕下に定着していた太牙は先代からの弟子。幕下経験のある爆羅騎、三段目に定着している冨蘭志壽の四股名は本名に由来し、三段目経験のある覇王も四股名そのものは既存の熟語である。当代式秀の弟子でありなおかつ完全な自身の命名による力士は序二段以下が定位置となっており、昇進が見込めない力士に対しての「話題先行」の側面が強くなっている。式秀はNHKの大相撲中継の解説でも身ぶり手振りを交えたり、アナウンサーと相撲の実演をするアクション解説が話題を呼んでいる。
※この「所属力士の珍四股名」の解説は、「式秀部屋」の解説の一部です。
「所属力士の珍四股名」を含む「式秀部屋」の記事については、「式秀部屋」の概要を参照ください。
- 所属力士の珍四股名のページへのリンク