戦闘曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:36 UTC 版)
ほとんどの作品で、戦闘時に流れる曲「VS.デデデ」 はデデデ戦だけの固有のBGMである。当初は20秒余りの短いループだったが、『スーパーデラックス』を境に曲のサビが追加され、さらに長くなった。以後のゲームシリーズでは『コロコロカービィ』『カービィのすいこみ大作戦』の一部以外はすべてサビありバージョンが使用されるようになっている。現在固有のテーマ曲ではあるが、『夢の泉デラックス』では自身の部下たちが待ち受ける7-2のステージで流れ(この時の曲名は「中ボスタワー」だった)、自身の戦闘曲は『星のカービィ スーパーデラックス』のグルメレースのアレンジが使われた。また、『参上!ドロッチェ団』や『あつめて!カービィ』では他のボスとの戦いでも用いられるなど例外もある。 シリーズ初期に出た『星のカービィ 夢の泉の物語』では専用曲ではなく通常のボス曲が使用されている。また、『カービィボウル』でも全く別のBGMが使われた。その後は『カービィのブロックボール』『星のカービィ64』でも別のBGMが使われている。 リズムは基本的に4拍子だが、SFC版『カービィのきらきらきっず』では3拍子だった(この作品のみ従来と異なるイントロがある)。こちらは後に『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の追加曲として再び登場するが、3拍子から元の4拍子に直され、さらに大きくアレンジされた。こちらの曲はサウンドトラックCDの曲名リストでは「マスクド・デデデのテーマ」と記載されている。これをもとにさらにアレンジしたものが「トリプルデラックス」でマスクド・デデデおよびブラックデデデのテーマとして「王位の復権:D.D.D」の曲名で登場。 3拍子のアレンジとしては「ロボボプラネット」でクローンデデデが伝導電磁式三連砲「D3砲」に乗り込んでから流れる「伝導電磁式三連砲:D.D.D.」があり、これは「きらきらきっず」とは異なるアレンジになっているうえに「スーパーデラックス」の「メタナイトの逆襲」のものとメドレーになっており、「ウルトラスーパーデラックス」の「大王の逆襲」を彷彿させる演出効果になっている。 「カービィファイターズZ」ではチームDDDとの戦いで「ヒストリー オブ デデデ」というアレンジメドレーが使用されている。これは「王位の復権:D.D.D」をベースに「デデデ大王のテーマ」や「夢の泉の物語」のボス戦、「カービィボウル」のメカデデデ戦といった歴代のデデデ大王戦BGMのフレーズがメドレー形式になっている。 アニメでは新規に「独裁者」(アニメ版サウンドトラックの曲名リストより)という題目のテーマ曲が登場。劇中では派生BGMも数曲生み出されており(主にデデデが絡むドタバタギャグのシーンなどで使われる「デデデてんてこまい」もその一つ)、アニメ版におけるデデデ大王のキャラクター(後述)を象徴する一曲となった。本来の固有曲は全く使われていない訳ではなく、ゲーム版のBGMが使われるようになった番組後期では魔獣マッチョサン(61話)のエアロビクスBGMとして流れ、『ファミ通キューブ+アドバンス』の付録のDVDの名場面集でもアレンジされたものが流れた。なお、この曲はサビなしバージョンがモデルである。
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