カービィのブロックボールとは? わかりやすく解説

カービィのブロックボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 15:22 UTC 版)

カービィのブロックボール
Kirby's Block Ball
ジャンル ボールアクション
ブロックくずし
対応機種 ゲームボーイ (GB)
ニンテンドウパワー (NP)
ニンテンドー3DS (3DS)
開発元 トーセ
発売元 任天堂
プロデューサー 横井軍平
宮本茂
ディレクター 後野尋宗
プログラマー 山崎武士
広尾敏文
夜野幸
下河康
朱立
音楽 大山助三
高木了恵
美術 城山功
湖東夕
シリーズ 星のカービィシリーズ
人数 1人
メディア 4メガビットロムカセット
発売日 GB
199512141995年12月14日
1996051996年5月
199608291996年8月29日
NP
200003012000年3月1日
3DS
201110262011年10月26日
201202092012年2月9日
201205172012年5月17日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI3
デバイス スーパーゲームボーイ対応
売上本数 32万本[1]
その他 型式
DMG-AKXJ-JPN
DMG-AKXE-USA
DMG-AKXP-UKV
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カービィのブロックボール』は、1995年12月14日に日本の任天堂から発売されたゲームボーイブロックくずしゲーム。「星のカービィシリーズ」に登場するカービィを題材としたボールアクションゲームの第3作目。

カービィがボールとなり、パッドではじいてステージに配置されたブロックや敵を破壊したり、画面上を動き回る敵にカービィを当てて倒す内容で、後に他機種版も発売された。

システム

基本スタイルは通常のブロック崩しに倣われているが、ボールを下に落とすとミスとなる通常のブロック崩しとは異なり、ガーターと呼ばれるトゲに触れるとミスとなる。通常は下部にしかないガーターだが、ステージによっては下だけでなくに上や左右にもガーターがあり、それに対応して上下左右にあるパッドを駆使し、ボール(カービィ)を操らなければならない。

ゲーム中、「パワーアクション」となりパッドを変形させることができる。ボールがパッドに当たる直前にタイミングよくボタンを押すと、一定時間ボールから通常のカービィの姿に変化する。この状態だと、複数回ボールを当てなければ壊せないグレーブロックを1回当てるだけで破壊したり、通常の状態では壊せないパワーブロックを破壊することができる。また、カービィ状態の時はガーターに触れてもミスにはならない。

ステージ中には様々な敵が登場するが、触れてミスになるわけではなく、ボールを当てれば倒すことが出来る。特定の敵を倒すとコピー能力が使用可能になる。

また、画面内にはアイテムも設置されており、これらによりスコアが増えたり、ボールが増えたりする。さらに4つのミニゲームも存在する。

本作はステージのマップを選択して攻略する形式。各ステージは「ブロックエリア」「ターゲットキャラエリア」「ボスエリア」の3つのエリアとエリアごとに5ラウンドで構成。ボスエリアにはボスが待ち構えており、こちらは敵キャラを倒す必要がある。なお、ボスエリアではスターブロックの取得分だけガーターでのミスを防ぐ。

ステージ1から10まではそれぞれスコアの「ボーダーライン」が設定されており、ボーダーラインを越えてクリアするとマップ上に旗付きのマークが立つ。最終ボスであるデデデ大王の待つステージ11には全てのマップでボーダーラインクリアを成立させなければ挑むことはできない(真のエンディングが見られない)。

他機種版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
1 カービィのブロックボール 200003012000年3月1日
ゲームボーイ トーセ 任天堂 フラッシュロムカセット
ニンテンドウパワー
-
2 カービィのブロックボール 201110262011年10月26日
201202092012年2月9日
201205172012年5月17日
ニンテンドー3DS トーセ 任天堂 ダウンロード
バーチャルコンソール
- [2][3]

スタッフ

  • ディレクター:後野尋宗
  • CGデザイナー:城山功、湖東夕
  • アニメーション:三浦一弥、大久保良子、久保田早苗
  • マップ・デザイナー:久保比路良、滝川一郎
  • プログラマー:山崎武士、広尾敏文、夜野幸、下河康、朱立
  • 音楽:大山助三、高木了恵
  • マネージメント:角田敦
  • スーパーバイザー:田邊賢輔、藤井英樹
  • スペシャル・サンクス:昌草正雄、山上仁志、岡本健児、馬章武治、福島仁
  • プロデューサー:横井軍平宮本茂
  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥

評価

評価
レビュー結果
媒体 結果
オールゲーム [4]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー 7.875/10点[5]
ファミ通 25/40点[6]
ファミリーコンピュータMagazine 21.4/30点[7]
Jeuxvideo.com 16/20点[8]
Planet Game Boy 5/5点[9]
ゲームボーイパーフェクトカタログ 肯定的[10]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.8 3.3 3.3 3.7 4.1 3.3 21.4
  • ゲーム本『ゲームボーイパーフェクトカタログ』では、4種類あるコピー能力を活用したカービィらしいアクションやボーナスゲームが複数収録されている点や、それに付随してハイテンポなBGMがある事で「高クオリティにまとまった1作」と肯定的に評価した[10]

脚注

  1. ^ VGChartz”. 2018年8月29日閲覧。
  2. ^ 木原卓 (2011年10月19日). “週刊ダウンロードソフトウェアカタログ 2011年10月第5週分”. GAME Watch. インプレス. 2021年1月17日閲覧。
  3. ^ カービィ+ブロック崩し=『カービィのブロックボール』3DSバーチャルコンソールで配信”. iNSIDE. イード (2011年10月26日). 2021年1月17日閲覧。
  4. ^ Kirby's Block Ball”. All Game (1996年5月). 2012年8月21日閲覧。
  5. ^ “Review Crew: Kirby's Blockball〔ママ〕”. Electronic Gaming Monthly (84): 28. (July 1996). 
  6. ^ a b カービィのブロックボール まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年1月17日閲覧。
  7. ^ a b 超絶 大技林 1998, p. 468.
  8. ^ Test : Kirby's Block Ball” (French). Jeuxvideo.com (2010年11月19日). 2015年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月2日閲覧。
  9. ^ Step Back in Time”. Planet Game Boy. p. 98 (1999年6月). 2015年8月2日閲覧。
  10. ^ a b 前田尋之 2018, p. 112- 「Chapter 2 ゲームボーイソフトソフトオールカタログ 1996年」より

参考文献

関連項目

外部リンク


カービィのブロックボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:36 UTC 版)

デデデ大王」の記事における「カービィのブロックボール」の解説

真のラスボスとして登場。『ピンボール』と同じく特に悪事行っていない。エントランスマップの中央の城に潜んでいるが、すべてのコースボーダーライン上のスコア記録しないと戦えないため、表向きとしてのラスボスブロボである。ハンマー使わず爆弾ロケットランチャー使った攻撃仕掛けてくる。デデデ大王以外の人物表向きラスボス、かつデデデ大王自身真のラスボスであるという作品本作のみである。

※この「カービィのブロックボール」の解説は、「デデデ大王」の解説の一部です。
「カービィのブロックボール」を含む「デデデ大王」の記事については、「デデデ大王」の概要を参照ください。

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