カービィのブロックボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 15:22 UTC 版)
ジャンル | ボールアクション (ブロックくずし) |
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対応機種 | ゲームボーイ (GB) ニンテンドウパワー (NP) ニンテンドー3DS (3DS) |
開発元 | トーセ |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー | 横井軍平 宮本茂 |
ディレクター | 後野尋宗 |
プログラマー | 山崎武士 広尾敏文 夜野幸 下河康 朱立 |
音楽 | 大山助三 高木了恵 |
美術 | 城山功 湖東夕 |
シリーズ | 星のカービィシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 4メガビットロムカセット |
発売日 | GB![]() ![]() ![]() NP ![]() 3DS ![]() ![]() ![]() |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
デバイス | スーパーゲームボーイ対応 |
売上本数 | ![]() |
その他 | 型式![]() ![]() ![]() |
『カービィのブロックボール』は、1995年12月14日に日本の任天堂から発売されたゲームボーイ用ブロックくずしゲーム。「星のカービィシリーズ」に登場するカービィを題材としたボールアクションゲームの第3作目。
カービィがボールとなり、パッドではじいてステージに配置されたブロックや敵を破壊したり、画面上を動き回る敵にカービィを当てて倒す内容で、後に他機種版も発売された。
システム
基本スタイルは通常のブロック崩しに倣われているが、ボールを下に落とすとミスとなる通常のブロック崩しとは異なり、ガーターと呼ばれるトゲに触れるとミスとなる。通常は下部にしかないガーターだが、ステージによっては下だけでなくに上や左右にもガーターがあり、それに対応して上下左右にあるパッドを駆使し、ボール(カービィ)を操らなければならない。
ゲーム中、「パワーアクション」となりパッドを変形させることができる。ボールがパッドに当たる直前にタイミングよくボタンを押すと、一定時間ボールから通常のカービィの姿に変化する。この状態だと、複数回ボールを当てなければ壊せないグレーブロックを1回当てるだけで破壊したり、通常の状態では壊せないパワーブロックを破壊することができる。また、カービィ状態の時はガーターに触れてもミスにはならない。
ステージ中には様々な敵が登場するが、触れてミスになるわけではなく、ボールを当てれば倒すことが出来る。特定の敵を倒すとコピー能力が使用可能になる。
また、画面内にはアイテムも設置されており、これらによりスコアが増えたり、ボールが増えたりする。さらに4つのミニゲームも存在する。
本作はステージのマップを選択して攻略する形式。各ステージは「ブロックエリア」「ターゲットキャラエリア」「ボスエリア」の3つのエリアとエリアごとに5ラウンドで構成。ボスエリアにはボスが待ち構えており、こちらは敵キャラを倒す必要がある。なお、ボスエリアではスターブロックの取得分だけガーターでのミスを防ぐ。
ステージ1から10まではそれぞれスコアの「ボーダーライン」が設定されており、ボーダーラインを越えてクリアするとマップ上に旗付きのマークが立つ。最終ボスであるデデデ大王の待つステージ11には全てのマップでボーダーラインクリアを成立させなければ挑むことはできない(真のエンディングが見られない)。
他機種版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | 出典 |
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1 | カービィのブロックボール | ![]() |
ゲームボーイ | トーセ | 任天堂 | フラッシュロムカセット (ニンテンドウパワー) |
- | ||
2 | カービィのブロックボール | ![]() ![]() ![]() |
ニンテンドー3DS | トーセ | 任天堂 | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | [2][3] |
スタッフ
- ディレクター:後野尋宗
- CGデザイナー:城山功、湖東夕
- アニメーション:三浦一弥、大久保良子、久保田早苗
- マップ・デザイナー:久保比路良、滝川一郎
- プログラマー:山崎武士、広尾敏文、夜野幸、下河康、朱立
- 音楽:大山助三、高木了恵
- マネージメント:角田敦
- スーパーバイザー:田邊賢輔、藤井英樹
- スペシャル・サンクス:昌草正雄、山上仁志、岡本健児、馬章武治、福島仁
- プロデューサー:横井軍平、宮本茂
- エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥
評価
評価 | ||||||||||||||||||
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- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・6・6・7の合計25点(満40点)[6]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、21.4点(満30点)となっている[7]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.8 | 3.3 | 3.3 | 3.7 | 4.1 | 3.3 | 21.4 |
- ゲーム本『ゲームボーイパーフェクトカタログ』では、4種類あるコピー能力を活用したカービィらしいアクションやボーナスゲームが複数収録されている点や、それに付随してハイテンポなBGMがある事で「高クオリティにまとまった1作」と肯定的に評価した[10]。
脚注
- ^ “VGChartz”. 2018年8月29日閲覧。
- ^ 木原卓 (2011年10月19日). “週刊ダウンロードソフトウェアカタログ 2011年10月第5週分”. GAME Watch. インプレス. 2021年1月17日閲覧。
- ^ “カービィ+ブロック崩し=『カービィのブロックボール』3DSバーチャルコンソールで配信”. iNSIDE. イード (2011年10月26日). 2021年1月17日閲覧。
- ^ “Kirby's Block Ball”. All Game (1996年5月). 2012年8月21日閲覧。
- ^ “Review Crew: Kirby's Blockball〔ママ〕”. Electronic Gaming Monthly (84): 28. (July 1996).
- ^ a b “カービィのブロックボール まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年1月17日閲覧。
- ^ a b 超絶 大技林 1998, p. 468.
- ^ “Test : Kirby's Block Ball” (French). Jeuxvideo.com (2010年11月19日). 2015年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月2日閲覧。
- ^ “Step Back in Time”. Planet Game Boy. p. 98 (1999年6月). 2015年8月2日閲覧。
- ^ a b 前田尋之 2018, p. 112- 「Chapter 2 ゲームボーイソフトソフトオールカタログ 1996年」より
参考文献
- 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、468頁、ASIN B00J16900U。
- 前田尋之『G-MOOK154 ゲームボーイパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2018年11月29日、112頁。ISBN 9784862978226。
関連項目
- カービィのピンボール - 1993年発売のゲームボーイ用ソフト。カービィを題材としたボールアクションゲームの第1作目。
- カービィボウル - 1994年発売のスーパーファミコン用ソフト。カービィを題材としたボールアクションゲームの第2作目。
外部リンク
- カービィのブロックボール - 任天堂公式サイト
- カービィのブロックボール - 3DSバーチャルコンソール
- Kirby's Block Ball - MobyGames
カービィのブロックボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:36 UTC 版)
「デデデ大王」の記事における「カービィのブロックボール」の解説
真のラスボスとして登場。『ピンボール』と同じく特に悪事は行っていない。エントランスマップの中央の城に潜んでいるが、すべてのコースでボーダーライン以上のスコアを記録しないと戦えないため、表向きとしてのラスボスはブロボである。ハンマーは使わず爆弾やロケットランチャーを使った攻撃を仕掛けてくる。デデデ大王以外の人物が表向きのラスボス、かつデデデ大王自身が真のラスボスであるという作品は本作のみである。
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