慢性の経過をとるものとは? わかりやすく解説

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慢性の経過をとるもの

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 19:19 UTC 版)

気道感染」の記事における「慢性の経過をとるもの」の解説

感染後咳嗽 マイコプラズマ肺炎後などよく見られる病態である。感染症によって気道過敏性亢進し咳が持続する病態である。治療ステロイド投与である(マクロライド併用可能である)。プレドニン30mgまたは40mgを5日投与する改善する場合が多い。 結核 微熱咳嗽全身倦怠感寝汗、痰、胸痛体重減少など漠然とした症状が長引くのが特徴である。特に日本先進国の中で結核極めて罹患率が高いという特徴がある。必ず曝露歴とリスクファクター聴取するのが重要である。疲労低栄養状態、免疫不全HIVなどがリスクとなるので重要である。気をつけるべきことは結核除外できるまでニューキノロン薬使わないということである。ニューキノロン薬結核菌にも効果はあるので、症状が少し改善する。しかし結局完治させないので診断遅らせ感染源となる危険があるからである。また血痰出現など疑わしければ喀痰チールネルセン染色結果をみて、排菌否定されるまで隔離するように努める。平成19年4月結核予防法廃止され新感染症法にとりこまれ、保健所への届け出義務2日以内から直ち変更された点注意が必要である。 非結核性抗酸菌症 結核菌らい菌を除く抗酸菌による感染症で、結核類似の症状画像所見呈することが多い。かつては結核との鑑別診断が困難であったが、現在は培養待たずに、リアルタイムPCRDNAハイブリダイゼーション用いて菌種同定することができる。 慢性副鼻腔炎・慢性気管支炎 基本的に慢性の気道感染という病気胸部X線写真診断可能な簡単な疾患除き結核慢性副鼻腔炎除きほとんどない慢性に咳がある場合感染症よりもCOPDアレルギー性疾患疑わしい考えられている。鎮咳薬リン酸コデイン、レスプレンなどを用いることもあるが原因除去比べて効果は低いとされている。原因としてはACE阻害薬咳喘息ウィーズ聴取されない)、GERD逆流性食道炎)や後鼻漏好酸球性気管支炎、また近年成人百日咳などがあげられる成人百日咳に関して発症初期マクロライドが有効と言われているが、感染予防として発症初期でなくても効果があると言われている、それ以外対症療法しかない

※この「慢性の経過をとるもの」の解説は、「気道感染」の解説の一部です。
「慢性の経過をとるもの」を含む「気道感染」の記事については、「気道感染」の概要を参照ください。

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