快速列車との接続・通過待ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 03:51 UTC 版)
「大和路線」の記事における「快速列車との接続・通過待ち」の解説
上下とも日中は久宝寺駅で大和路快速と緩急接続を行い、柏原駅で快速の通過待ちを行っている。平日朝ラッシュ時の下りと夕ラッシュ時の上りは平野駅でも快速列車の通過待ちが行われる。 1994年9月4日の関西国際空港開港時のダイヤ改正までは天王寺駅で緩急接続を行い、柏原駅で後続の快速の通過待ちをするダイヤが主体であった。しかし、関西国際空港開港に伴う大阪環状線 - 阪和線直通列車の増発(関空快速、特急「はるか」の登場)によって、天王寺駅では緩急接続が頻繁にできなくなったことや、大和路快速のスピードアップにより、日中は平野駅での快速の通過待ちが増やされた。ただし、上りに関しては城東貨物線の貨物列車との兼ね合いで運転間隔が不均等になる時間帯があった。 1997年3月8日のダイヤ改正で久宝寺駅に当時の区間快速が停車することとなったが、この時点でも通過待ちを行う駅に変化はなかった。下り線の待避設備は1997年9月1日に使用を開始し、日中時間帯は久宝寺駅で区間快速・普通の相互接続を行う形になった。1998年3月14日の改正では、久宝寺駅で上下線で相互接続を行うパターンに統一され、上り線では天王寺駅から八尾駅 - 三郷駅間の所要時間が短縮されることになった。ただし、普通奈良行きについては、王寺駅で当時の区間快速高田行きから乗り換えられるように引き続き柏原駅で通過待ちを行っていたが、わずか3駅先の駅で約10分後の後続の快速列車を待つため、柏原駅では以前よりも停車時間が長くなった。 2006年3月18日のダイヤ改正では、ダイヤの余裕時間の見直しによる影響で日中の王寺行きが柏原止まりとなり、天王寺駅基準で19時台までの上り普通列車はすべて柏原駅で通過待ちを行うようになり、所要時間が長くなった。 2008年3月15日のおおさか東線の開業により、久宝寺駅ではおおさか東線が副本線を使用することになったため、おおさか東線への影響を抑えるために大和路線普通が本線発着に、普通と緩急接続するほとんどの快速列車が副本線発着にそれぞれ変更された。王寺方面行きの普通は久宝寺駅で快速列車と緩急接続した後、続いて進入するおおさか東線の列車を待つダイヤが一部組まれるようになったため、その列車については久宝寺駅での停車時間が若干長くなり、柏原駅での停車時間が若干短くなった。一方で、天王寺駅での緩急接続は、阪和線からの直通列車が増加傾向にあり15番のりばを専有できないことから無くなった。 2011年3月12日のダイヤ改正以降、日中は上下列車ともに柏原駅で快速の通過待ち、久宝寺駅で大和路快速と緩急接続を行うダイヤとなった。日中は普通の間に快速列車が2本運転され快速の運転間隔が短いことから、柏原駅での停車時間は約2分に抑えられており、以前のような長時間停車はなくなった。ただし、夕方以降は引き続き柏原駅で5分以上停車する列車も存在している。
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