役者としての特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:51 UTC 版)
声種はテノール。 『巨人の星』では作中年齢に近い星飛雄馬を15歳の古谷が演じ、大きな反響を引き起こす。その後は、アムロ・レイ、ペガサス星矢、『鋼鉄ジーグ』の司馬宙や『ドラゴンクエスト』のアベルなど少年ヒーローの主役を多くこなし、主役以外でも『ドラゴンボール』のヤムチャ、『美少女戦士セーラームーン』の地場衛 / タキシード仮面など正義側が主である。声色を変えて演じることは少ないが、声質は同じでも細かいニュアンスなどを変えながら演じ分けている。映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』にアカマタ役で出演した際には、それまで演じてきたキャラクターとは異なる陰険な声も使用した。 悪役を演じる機会は少ないが、アカマタのほかに『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』のミスター・ゾーン役、OVA『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』のフェフ役、『銀河英雄伝説』のアンドリュー・フォーク同盟軍准将役などを担当したことがある。また、『ハイスクール!奇面組』では変人キャラクターの春曲鈍(はるまげ どん)、『GTO』では変態教師の勅使川原優と「ガンダムオタク」の白井木馬、『UG☆アルティメットガール』ではエロキャラクターのUFOマン、『京極夏彦 巷説百物語』や『魍魎の匣』では色物系のキャラクターも担当している。『ウインダリア』では、権力を得て善人から悪人に堕落する主人公イズーを演じた。 また、高橋留美子作品でも常連の声優のひとりで、自身が主演を務めた『1ポンドの福音』をはじめ『うる星やつら』、『犬夜叉』などアニメ化された高橋作品に数多く出演している。 任天堂のゲームキャラクター・マリオの声を、1990年代ごろまで各種アニメ、テレビCMで担当していた。 ナレーション業としては、『カーグラフィックTV』を1986年から担当している。『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』、『機動戦士ガンダム00』などのアニメ作品のナレーターを担当することも多い。 吹き替えではユン・ピョウの担当が知られ、大滝進矢と分け合うかたちとなっている。
※この「役者としての特色」の解説は、「古谷徹」の解説の一部です。
「役者としての特色」を含む「古谷徹」の記事については、「古谷徹」の概要を参照ください。
- 役者としての特色のページへのリンク