役者としての活動
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1970年、演劇俳優デビューに続き、2年後の1972年に映画『平壌爆撃隊』の端役で映画俳優デビュー。京畿道安養映画芸術学校(現在の安養芸術高等学校)在学中、民俗仮面舞踊劇タルチュムに傾倒した末、2002年2月5日韓国の無形文化財第34号康翎タルチュムの芸能保有者として人間文化財(韓国の人間国宝)に登録された。以後は百済芸術大学、青江文化産業大学でミュージカル学科兼任教授として活動した。他にも、声優としての活動も行っている(声の出演作については後述を参照)。 ミュージカルでは『ハムレット』『ウエスト・サイド・ストーリー』『ロミオとジュリエット』等、数々の著名な作品に出演。主演男優賞を韓国で初めて複数回受賞し、助演男優賞も受賞している。『ジーザス・クライスト・スーパースター』では、金髪に厚化粧、華美なアクセサリーに露出の多い扮装で、淫らなヘロデ王役を演じた。『美女と野獣』ではコグスワース役、『オズの魔法使い』では臆病なライオン役で着ぐるみを着て出演し、『男ナンセンス』『ナンセンス A-men』では修道女に、『ナンセンス ナッツクラッカー』では神父やバレリーナに扮装し、コミカルな歌と踊りで笑いを誘っている。2017年から2018年まで『ザ・ラストキス』でオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ役を演じている。 2015年の演劇『道を去るのに良い日』では、国民の母と呼ばれる女優キム・ヘジャや、俳優イム・ドンジンの娘イム・イェウォンと家族の役で共演している。 テレビドラマにも出演しているが、康翎タルチュムとミュージカルの公演が中心な為、短時間で出演が終わる脇役を務める事がほとんどである。時代劇でも現代劇でも、君主や国家元首など首領的な立場の役が多いが、厳格な役柄だけでなく、弱気な君主、大勢に阿る大監、噛ませの将軍、コミカルな閻魔大王や僧侶、名前不明の脇役まで幅広く演じている。尚、『ディア・マイ・フレンズ』でもキム・ヘジャと夫婦役であったが、本作では遺影と押入内の亡骸のみで、台詞が無い。 その他、2014年韓国文化財財団主催の畳鐘儀式に李氏朝鮮時代の王役で出演し、2020年には第1回朝鮮王陵文化祭にて創作劇に出演している。
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