役者としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:22 UTC 版)
「ジョドレ (俳優)」の記事における「役者としての特徴」の解説
あの人は他人を笑わすことしか考えていないみたい、することなすこといつもめちゃくちゃで、癖か偶然か知りませんけど、絶えず鼻声で話します。その話し方はわざといつもでたらめに喋ろうとするみたい。ポール・スカロン『ジョドレ、あるいは主人になった召使』より 愚直な白塗り役としては、ジョドレは良い役者である。今ではもう、彼のいるマレー座でしか笑劇は演じられないが、それも、彼がいるからこそ演じられているのだ。(中略)彼の当たり役は下僕で、ド・ヴィリエ嬢の夫であるヴィリエ、芸名フィリパンも下僕役として悪くなかったが、彼ほど鮮やかではなかった。ジョドレは鼻にかかった声でしゃべった。それというのも、かさっ気の治療をきちんと受けなかったからであるが、却ってそれが魅力となっている。 - タルマン・デ・レオー『逸話集』から この2つの評に見えるように、鼻声が特徴的な役者であったようである。ジョドレは下僕役で大成功を収めていたが、どの下僕役にも通底する特徴は「鯨飲馬食」であって、スペイン演劇におけるグラシオーソ(道化役、gracioso)の流れを受け継いでいる。
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