幸田(栗野町)
出展:日本の棚田百選 |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/16 | 10 ha |
維持・保全・利活用状況 |
○産直交流により棚田を活用 棚田を活用し、都市住民との農作業(田植えから稲刈りまで)を通じた交流を行っている。 ○将来の維持管理保全 幸田地区に棚田保全対策委員会を設置し、地区住民及びボランティア等を中心に保全・利活用を図る見込みである。 |
推薦項目 | 生態系の保全 景観 伝統・文化の維持保全 |
推薦理由 | 生態系の保全:現在、地域の人々も参加した動植物の生態系調査を実施しており、この結果 をもとに、動植物の生息空間としての役割を考慮した利活用を図る予定。 景観:本棚田は「水田のお城」と呼べるような、「武者返し」のそりを持った石積が現存し、背後にそびえる国見岳からの清流 幸田川と共に、昔ながらの農村風景が残る地域である。 伝統・文化の維持保全:本棚田の石積は、百数十年前に造られたといわれており、上記のような特徴があり、百数十年もの間、地震、台風、大雨にも耐え、今なお勇ましく穏やかな姿をわたしたちに現しています。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 102 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 48 戸 | 10a当収量 | 395 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.2 ha/戸 2.1 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 幸田地区棚田の米生産組合が有機低農薬の「幸せ」の「田」んぼから生まれた「幸田棚田米」としてブランド化して、鹿児島市のデパートと販売契約を結び売り出しており好評を博している。 また、「棚田米」を使った鹿児島で初めての日本酒「幸寿」を造って町おこしを行っている。 |
特記事項の有無 | なし。 |
(注:この情報は平成11年のものです)
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