帝釈天とその関係者
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「聖伝-RG VEDA-」の記事における「帝釈天とその関係者」の解説
帝釈天(たいしゃくてん) 声 - 若本規夫 天帝。妻は舎脂、息子は天王。額に天眼を持つ。 以前は一介の武将だったが、毘沙門天を味方につけて聖戦を起こした。舎脂のもたらした情報により阿修羅族を滅ぼし、先代阿修羅王と先帝を殺害して、天帝の座を奪い取った。以降、自分に刃向かう者は一族ごと滅ぼすという苛烈な恐怖政治で天界を統治する。実は、天帝に上り詰めたのも、恐怖政治を布いたのも、とある人物と交わした約束を守るためだった。星宿に逆らう者。 ウィングス本誌掲載時は、『破壊神』となった阿修羅に一瞬で殺されたが、その後出版された最終巻では内容が修正され、最終決戦後も生き残った。 舎脂(しゃし) 声 - 藤田淑子 帝釈天の妃。息子は阿修羅と天王。 元々は迦羅と共に阿修羅族の神女に選ばれた人間。先代阿修羅王の妃となったが、「天帝の妃」になりたいがために聖戦時に阿修羅族を裏切る。自分の欲望のために生まれたばかりの阿修羅を殺そうとし、いずれは四天王や帝釈天をも亡き者にしようと考えていた。最終決戦時、『破壊神』の人格で踏み込んできた阿修羅を「私の子であるはずはない」「この化け物を殺して」と罵倒、自分を庇おうとする天王を「私の愛しい子」と褒め、最後は修羅刀で刺し貫かれた上に、自身の額にある修羅刀の封印の鍵(赤い石)を剥がされ死亡。 天王(てんおう) 声 - 辻谷耕史 帝釈天の息子。母は舎脂、異父兄(同時に生まれたので双子)は阿修羅。四天王に匹敵する武を持つ青年。 両親に似ぬ慈悲の持ち主。穏やかな性格で、舎脂に頭が上がらない様子。乾闥婆王に想いを寄せ、求婚をしたが、無残な結果に。 阿修羅が自分の異父兄と知っていた。最終決戦時、舎脂を庇うべく阿修羅を説得するが、片腕を一撃で吹き飛ばされた。『破壊神』として目覚めた阿修羅を目の当たりにして死を覚悟したが、予言が成就する様を見届ける役目として生かされた。 毘沙門天(びしゃもんてん) 声 - 堀内賢雄 四天王の一人。北方将軍。吉祥天の夫。先の聖戦からの帝釈天の腹心の部下。 物腰は穏やかだが、帝釈天の命とあれば非情な仕打ちも平気で行ない、配下だった夜叉族でも、謀反の意思ありとして滅ぼした。乾闥婆王が持国天でもあると知っていたが、間者を送り込むなど警戒していた。最終決戦時は夜叉王と戦い、一族を守れなかったことをからかわれて激怒した夜叉王に敗れ死亡。 帝釈天に味方するにあたって、吉祥天を妻に欲しいという条件を出していた。 増長天(ぞうちょうてん) 声 - 屋良有作 四天王の一人。南方将軍。迦楼羅族を配下に持つ。 豪放磊落な性格。帝釈天の強さに惹かれて仕えているが、その残虐ぶりには疑問を抱いている。迦楼羅王が生きていることに気づきながらも、乾闥婆王共々それを見逃したり、天王と乾闥婆王の仲を取り持とうとしたりした。最終決戦時に片腕を失うが、その後も生き延びた。 巻末のおまけ漫画では、幼な妻がいることが描かれている。 広目天(こうもくてん) 声 - 玄田哲章 四天王の一人。西方将軍。龍族を配下に持つ。 帝釈天の命を受け阿修羅一行を仕留めようとするが、配下の西方五天は悉く返り討ちに遭う。このままでは自分が帝釈天に処刑されるという危機感から、自ら阿修羅一行を追うことにし、阻もうとした羅刹や沙羅を殺害。一行を捕捉したが、沙羅の遺骸を傷つけて一行の行方を突き止めたことを語ったため、激怒した夜叉王に敗れ死亡する。 巻末のおまけ漫画では、性格のきつそうな妻と、妻そっくりな娘の多摩羅にたじたじになっていた。 般羅若(はんらにゃ) 九曜の妹。帝釈天の役に立つ為に、顔を焼いて目を潰すという大きな代価を払って、星見に匹敵する力を手に入れる。最終決戦時、崩壊する城を見て帝釈天が死んだと思い、後を追おうとするが、増長天に阻まれた。
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