審査と結果とは? わかりやすく解説

審査と結果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 08:43 UTC 版)

国立競技場のデザインコンペ (2012年)」の記事における「審査と結果」の解説

締切2012年9月25日までに計46作品国内12点 / 海外34点)が集まり、同10月30日1次審査残った11点作品発表された。応募期間が短かったことから安藤委員長海外著名建築家らに直接メール送ってコンクール告知もした。 同年11月7日最終審査では「未来を示すデザイン」「スポーツ・イベントの際の実現性」「技術的チャレンジ」「実現性」の4項目で判断された。11月15日最終審査結果発表されザハ・ハディド経営するイギリス建築設計事務所ザハ・ハディド・アーキテクトのデザインが「最優秀賞」、オーストラリアのコックス・アーキテクチャーが「優秀賞」、日本SANAAおよび日建設計が「入選」を受賞した2013年3月19日表彰式には、関係者のほか義家弘介文部科学大臣政務官)やSPORTS JAPAN アンバサダーらも招かれた。ザハ・ハディドには賞金2000万円贈られ基本設計実施設計施工それぞれの段階で「監修」に当たることになった(後に監修13億円を支払デザイン監修契約結ばれる至った)。なお、コンペでは「実施設計者」は選ばれなかった。審査委員長安藤忠雄は後に、このデザインコンペが「アイデアコンペ」だったとの認識示した応募期間が約2か月しかなかったことについて、2次審査まで残った渡辺邦夫が「コンペ自体実際に作る競技場の案を募るためではなく国際オリンピック委員会IOC)に開催認めてもらえる案を決めるために行われた」との見解示したIOCへの計画提出期限2013年1月迫っていた。 審査員だった内藤廣一個人見解として2013年、「世論喚起を急ぐあまり、広告代理店による誤解を招くような事前情報発信があったこと」を反省点に挙げた内藤は翌2014年シンポジウム新国立競技場議論から東京考える」の場で、同席したザハ案異議唱え続け槇文彦らに対し当時コンペ応募資格日本建築家協会新人賞受賞者日本建築学会受賞者などまで広げるべきではと主張した実現しなかったことを、打ち明けた前記の一覧のように個人による応募資格ハードル高かった)。内藤審査唯一ザハ案建設費用についての懸念示していた。 また同年7月には(2013年11月続き)、応募時のハディドの案が公募条件建設範囲逸脱していたものの、事後修正すれば良いJSCみなされたことが、東京新聞によって報道された。 なお、芦原太郎日本建築家協会長)の談話によると、ザハ・ハディド新国立競技場設計者ではなくデザイン監修者であり、設計日本設計者担当するという、設計責任負わない形式になっているという。

※この「審査と結果」の解説は、「国立競技場のデザインコンペ (2012年)」の解説の一部です。
「審査と結果」を含む「国立競技場のデザインコンペ (2012年)」の記事については、「国立競技場のデザインコンペ (2012年)」の概要を参照ください。

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