富山店
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先代の富山店は1932年(昭和7年)8月20日に富山市西町で一部営業を開始し、同年11月10日に宮市大丸富山店開店として百貨店を開業した宮市大丸初の本格的な支店で、開業当初から金沢の本店を上回る売上を上げて 1934年(昭和9年)12月2日に東京の伊勢丹をモデルとした 鉄筋コンクリート造り6階建 に増築して 中核店舗の一つとなっていた。 1977年には隣接していた丸大富山店の撤退に伴い、同店の建物を買収し同年11月に増床部分として新装開店させた。 2004年(平成16年)に設立された富山市総曲輪通り南地区再開発事業組合に参画して 保留床約31,600m2 のうち約28,000m2を取得して約87億円とされた保留床処分による資金の大半を負担して2007年(平成19年)9月21日に開業した総曲輪フェリオの核店舗として現在地に移転・開業した。 新店舗は開業4日間で推計約33万人を集めて地元紙に「お祭り騒ぎ」のようなにぎわいと呼ばれるほどの集客力を見せた総曲輪フェリオの中核として開業初日の金曜日に旧富山店の同じ曜日の4倍以上の2.1億円の売上を上げるなど3倍に広がった地下食品売場、北陸最大規模の化粧品売場や124に上る富山県初登場のブランドを武器に 順調に地元富山の顧客を集め、旧店舗より約40億円増の年間売上200億円の目標を超える など順調な滑り出しを見せた。 その後リーマンショックによる景気低迷を受けて売上が急減した際も開業2年目に入ったことと重なったにもかかわらず予想以上の数字を残して営業黒字を維持していたため本店に継ぐ主力店舗として存続している。 2009年(平成21年)12月23日、富山地方鉄道富山軌道線の開通式・無料開放が行われ、翌日始発から平常運転となり、市電で買い物ができるように利便性がアップした。 2012年(平成24年)2月期でも前年比0.7%増の売上高188.44億円と北陸三県に5店舗ある百貨店で唯一前年比プラスとなるなど比較的堅調に売上を上げ続けている。 旧店舗跡地はその後建物を解体した上で再開発され、2015年8月22日に「TOYAMAキラリ」として開業した。
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