富山大和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 03:27 UTC 版)
大和旧富山店は1932年(昭和7年)8月20日に富山市西町で一部営業を開始し、同年11月10日に宮市大丸富山店開店として百貨店を開業した宮市大丸初の本格的な支店で、開業当初から金沢の本店を上回る売上を上げて1934年(昭和9年)12月2日に東京の伊勢丹をモデルとした鉄筋コンクリート造り6階建に増築してさらに1937年(昭和12年)11月には地上8階地下1階に増築し中核店舗の一つとなっていた。 建物は富山大空襲でも焼け残り、その後も1965年(昭和40年)、1973年(昭和48年)と何度か増築したが、老朽化を機に2007年(平成19年)9月17日に閉店し総曲輪フェリオのキーテナントとして入居した。 3倍に広がった地下食品売場などを武器に集客し、リーマンショックによる景気低迷を受けて売上が急減した際も、開業2年目に入ったことと重なったにもかかわらず予想以上の数字を残して営業黒字を維持していたため、本店に継ぐ主力店舗として存続している。 2012年(平成24年)2月期でも前年比0.7%増の売上高188.44億円と北陸三県に5店舗ある百貨店で唯一前年比プラスとなるなど比較的堅調に売上を上げ続けている。
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