安倍晋三首相の「コラボ動画」への反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:34 UTC 版)
「うちで踊ろう」の記事における「安倍晋三首相の「コラボ動画」への反応」の解説
当時内閣総理大臣の安倍晋三も自身のInstagramやTwitterに、自宅でくつろぐ様子を「うちで踊ろう」の音楽と共に投稿した。これは内閣総理大臣秘書官の佐伯耕三の進言によって実行された。動画は、首相が飼い犬とのじゃれ合いや読書、テレビを観ているものであった。この動画の内容について「政治利用をしてはいけない」「非常事態なのに総理大臣が家でくつろいでいるのはどういうことか」「国民の声は届いているのか」などの批判が相次ぎ炎上した。これら反応に対し、菅義偉内閣官房長官は13日の記者会見で「過去最高の35万を超える『いいね』をいただくなど多くの反響をいただいた」とコメントし、動画の評価への言及は避けた。なおこのコラボについて、星野はInstagramで「他の人々と同様に、事前に安倍首相や官邸から星野や事務所などへの連絡はなかった」としている。 一方で動画には、「外出自粛の呼び掛けには効果的」といった前向きな意見が出ている他、安倍首相に擁護や激励のリプライを送るユーザーもいた。モデルのゆきぽよ(木村有希)は4月19日放送のTBS『サンデージャポン』にて、「初めてみた時に安倍さんなりに国民に寄り添おうとしたんだなって思って、ほっこりした」と動画の内容に好感を持ったことを明かし、その上で「だからなんでもかんでも安倍さんを批判するのはちょっとかわいそうだなって思う」とコメントしている。また、中国のネットユーザーからは「彼が言っていることは正しい」「問題があるとは思えない」「私が安倍首相に同情してしまうとは」などといった、安倍首相への擁護や同情のコメントが多数寄せられた。 この動画をもとにたむらけんじはパロディ動画を製作。半裸でサングラスをかけ腹には「ステイホーム」や「コロナのアホ!!」などと書かれた姿で、犬の代わりに獅子舞を抱き、田中みな実の写真集を眺め、テレビを観て「ちゃー」ポーズをするという姿を投稿した。これに松井一郎大阪市長は「安倍総理に届きますように!拡散希望!これは怒られるやつや!笑い」と反応した。また、安倍首相の物真似を芸風としているお笑いコンビ・ビスケッティの佐竹正史もパロディ動画を投稿。その後の動画の反響について「(安倍の)支持者とアンチの双方から支持を得た」とコメントした。 ラッパーのK DUB SHINEは自身のツイッターにて、星野が歌で政権を批判しないからこうした利用のされ方をしたと指摘し、星野へ苦言を呈した。この自身の指摘については後に、星野へ失礼な点があったとしながらも、星野が普段から政治的な歌を出していればこのようなことにはなっておらず、星野に限らず日本には社会の中に自分を位置づけてメッセージを発信するアーティストが少ないことを指摘した。
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