字体差とは? わかりやすく解説

字体差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 14:38 UTC 版)

木部 (部首)」の記事における「字体差」の解説

筆記体である楷書では「木」の縦画終端をはねることがあるまた下部の脚の位置にある「木」は払いを点にして「ホ」形で書くこともしばしばであった印刷書体明朝体)でも『康熙字典』以外では撥ねのものも多かったが、『康熙字典』は終端止めにする形を採用した。現在、各地域字体でも康熙字典体に従っている。ただし、台湾国字標準字体においては脚の位置にある「木」のみ「ホ」形とする。楷書では「未」「末」なども「ホ」形とすることがあるが、国字標準字体ではこれらに関しては「木」形のままである

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字体差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 10:25 UTC 版)

竜部」の記事における「字体差」の解説

「龍」字の字体地域によって差異見られる

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字体差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:07 UTC 版)

羽部」の記事における「字体差」の解説

偏旁の「羽」の筆画歴史的地理的に細かく異なっている。曲がった羽根主軸から毛が出た形であり、篆書では左下向かって三本ずつの長い斜めの画が出ており、隷書ではこれが2本の横画となる。このとき主軸である1画目と毛の2・3画目は離れるようになったものが多いが、冠の位置ではヨヨの形となり、くっついて書かれるものが多い。唐代楷書碑文を見ると、旁の位置では「羽」のように主軸部分1画目最後をはねた鈎状毛部分の2画目・3画目を点とはねの形とする。冠の位置では旁と同形とすることもあるが、「曜」のように1画目最後ははねずに止め2画目・3画目2つ横画とする隷書同じくヨヨ形とすることも多い。 印刷書体明朝体)では、康熙字典篆書倣い2画目・3画目2つ払いにする形を採用した。2払いは旁・冠に関わらず同形であるが、1画目最後は、旁の位置にあるときははねる鈎状であり、冠の位置にあるときは止めた棒状である。 中国新字形は、2・3画目を点はねにする形を採用したが、1画目最後は旁の位置鈎状、冠の位置棒状である。 台湾国字標準字体香港常用字字形表2・3画目は点はねを採用するが、1画目最後は旁・冠にかかわらず鈎状とする。つまり、どの位であっても同じ字形である。ただしコンピュータ上でWindows標準搭載するフォント細明體新細明體 (PMingLiUMingLiU) は5.03版(Windows Vista標準以降でないとこれに対応しておらず、それ以前の版では康熙字典体表される日本新字体においては、旁・冠に限らず1画目最後鈎状2・3画目を点はねとすることがほとんどであるが、「曜」や「耀」「燿」のような字はヨヨ採用している。ただしこの形が適用されるのは『常用漢字』及び『人名用漢字』のみであり、表外字については2000年の『表外漢字字体表』では原則として康熙字典体に従っているため、例えば「翔」と「挧」のように同じよう構造の字で字形異なることも起きている。 康熙字典韓国日本中国台湾香港翔 翔 翔 翔 翊 翊 翊 翊 翌 翌 翌 翌 曜 曜 曜 曜

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字体差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:43 UTC 版)

舌部」の記事における「字体差」の解説

印刷書体明朝体)において康熙字典は「舌」の1画目を「舍」の3画目と同様、横画としている。日本新字体中国新字形では「舌」については1画目払いとし、「舍」を横画としている。「舍」については中国では康熙字典に従っているが、日本新字体では「干」を「土」とした「舎」を採用したため、収録する部首もに変えられている。ただし、この適用常用漢字表内のみであり、表外字については康熙字典に従っている。 一方台湾国字標準字体香港常用字字形表は「舌」の1画目横棒とし、「舍」と統合させている。コンピュータ上でWindows装備するフォント細明體新細明體 (PMingLiUMingLiU) は5.03版以降でないとこれに対応していない。「話」字の旁の「舌」はここでいう「舌」ではなく「氏+口」の省略形なので、払いである。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:44 UTC 版)

舟部」の記事における「字体差」の解説

楷書では囲い内部2画両方とも点とする。 印刷書体明朝体においては康熙字典囲い内部2画を点と短い縦棒としている。日本常用漢字表内字・表外字問わず康熙字典体に従っている。縦棒囲いを横に貫く横棒(偏の時ははね)にくっついてT字型を作ることが多いが、デザイン差として短い縦棒横画から離しているものも見受けられる一方中国新字形台湾国字標準字体香港常用字字形表内部2画両方とも点とする。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:53 UTC 版)

言部」の記事における「字体差」の解説

筆記体である楷書では「言」の1画目は点とすることが多い。その他、短い横棒や短い縦棒にするものも見られる印刷書体明朝体)において『康熙字典』は篆書石経もとづき「言」の1画目を短い横画とした。日本では新字体表外漢字問わず康熙字典体に従っている。一方中国新字形台湾国字標準字体香港常用字字形表1画目を点とする字形採用し、「亠」系統字形統一させている。 康熙字典日本韓国中国台湾香港言 言

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:44 UTC 版)

黒部」の記事における「字体差」の解説

印刷書体明朝体)において『康熙字典』は囲い内部が逆ハの字形である「黑」を採用しており、現代の中国台湾・香港でもこれに従う。 日本新字体は「黒」のように囲い内部を「十」としている。なお、表外漢字においては康熙字典従い「黑」を用いる。 康熙字典中国・台湾・香港日本黑 黒

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:57 UTC 版)

亀部」の記事における「字体差」の解説

「龜」字の字体地域によって差異がある。 印刷書体明朝体)において『康熙字典』は頭を「ク」形とし、中央の釣り鉤(乚)と縦棒がクと接す横画から出ており、手足甲羅枠線から縦画貫いて伸びている。また中央縦画釣り鉤横部分まで接している。台湾国字標準字体もほぼこれに従うが、中央縦画が「コ」の下部先端まで接し釣り鉤からは離れている。香港常用字字形表はこれに加えて手足縦画を貫かず、釣り鉤接するのみである。中国新字形は頭を短い左払いとし、釣り鉤縦棒は下の横棒から出て手足釣り鉤近くから出るものの接せず中央縦画釣り鉤横部分まで接している。 康熙字典日本韓国台湾中国香港龜 龜 龜 龜 龜

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