字体の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 04:52 UTC 版)
中田祝夫は、下の表で見られるような従来の字源についての説明を批判している。それは、従来の説ではまず現在の活字のような楷書体の漢字から片仮名の字源を想定し、各々の片仮名の字源を探ろうとするがそれは誤りであり、片仮名が生まれたころの時代を含めた近代以前には、漢字は実際には行書体や草書体で記される場合がほとんどで、そんな中でいわば平仮名のように、楷書体ではない崩した字体をさらに省略するなどして出来たのが片仮名であったとしている。 「キ」については「幾」の草体の変形、ならびに平仮名「き」の変形とする説がある。 「ケ」については「箇」の異体字である「个」の変形とする説がある。 「ツ」については「州」の草体、「門」の草体、または「津」の一部とする諸説がある。 「ト」については「外」の旁を採ったとする説がある。 「ユ」については「弓」の最初の2画を採ったとする説も以前からある。 「ヰ」「ヱ」は、現在歴史的仮名遣においてのみ用いられる。 「ヰ」は「井」の草体を変形させたものである。 「ヱ」については「慧」の草体の一部を採ったとする説もある。 「ワ」については「輪」の意の記号「○」を「()」と2画で書いたところから生まれたとする説がある。 「ン」については漢字でなく撥音を表す記号(V)の変形とする説もある。
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字体の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 08:32 UTC 版)
「つ」は「州」の変形とする説が有力である。 「へ」は「部」の異体字「阝」の変形である。
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