子どもの読書活動の推進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 17:26 UTC 版)
「帯広市図書館」の記事における「子どもの読書活動の推進」の解説
本図書館では、乳幼児から中高生まで、それぞれの年齢層に合わせて読書活動を推進する取り組みを行っている。乳幼児を対象とした活動の一つとして、乳幼児健診時に絵本をプレゼントする「絵本との出会い事業」を帯広市こども未来部と連携して行っている。また、子どもの発達段階や利用目的に合わせて図書館が推薦するセットを作成し、一括して貸し出す事業を行っている。以下で各セットの概要を説明する。 おたのしみバッグえほん 帯広市内の保育所や幼稚園などの施設を対象とした、絵本セットの貸し出しサービスである。2011年に0から3歳向けの「おたのしみバッグえほんBaby」と4から6歳向けの「おたのしみバッグえほんKids」にリニューアルされた 。低年齢むけのセットには歯磨きや着替えなどの生活に関する絵本も含まれる。 「プチトマト」・「プチコーン」バッグ 子育て中の父母を支援するための絵本セットである。「おたのしみバッグえほん」の利用が低調だったため、対象を一般利用者に設定しなおして作成された。内容は「おたのしみバッグえほん」と同様である。 ビッグ・ナウマン便 市内小学校を対象に、学校図書館の活性化を図るため、学校単位で一括大量貸し出しを行うサービス。図書館で選定した絵本100冊と読み物200冊の合計300冊で1セットが構成され、貸出期間は4週間である。図書館の閉架資料の有効利用という側面もある。 ぶっくーる便 市内小中学校を対象に、朝の読書や調べ学習などの読書活動を支援する目的で、対象年齢やテーマに沿って作られた図書セットをクラス単位で貸し出すサービス。朝の読書向けセットのほか、科学・英語・国際理解・福祉・食育・職業などのテーマに基づくセット、点字セットのほか、支援学級も対象に含めた「しかけ絵本セット」も用意されている。 2007年からは、市内の学校図書館の改善を目的とした、学校図書館クリニックが始まった。この取り組みでは、実施先の学校に図書館職員と学校の担当教諭、そしてボランティアメンバーが集まり、講師担当者による事例紹介や改善ポイントの講義、現場の図書室への具体的な改善アドバイスが行われ、その場で図書室の改装作業が行われる。北海道立図書館とも連携を図り、講師を道立図書館から招くこともある。年1校から3校程度、市内の小中学校で実施されている。 それ以外にも、子どもたちに図書館に親しみを持ってもらい、利用普及を図る目的で、小学生を対象とした調べ学習事業を行っている。帯広畜産大学との連携事業であり、図書館職員や畜産大学職員が講師となって図書館資料の調べ方のほか、図書館の利用方法やマナーなども教える。
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