太々御神楽とは? わかりやすく解説

太々御神楽(だいだいおかぐら)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 03:51 UTC 版)

会津田島祇園祭」の記事における「太々御神楽(だいだいおかぐら)」の解説

24日午後に田出宇賀神社拝殿脇の神楽殿で太々御神楽が奉納される神楽舞奉仕者は、神社のある宮本地区人々宮司、「楽」と言われる平太鼓、笛の方等人々により行われる。太々御神楽は終始無言で、歌も言葉もなく舞い楽人奏する調べ拍子だけで進行する会津田島祇園祭の太々御神楽は江戸時代郡山市安積国造神社より伝習したといわれており、「慶応三年太々御神楽稽古役付帳」などに記録残っている。 内容 清祓きよはらい右手に鈴、左手祓串をもって面を着けずにお祓いの舞をする。 天地開びゃく『古事記』にある伊邪那岐伊邪那美2神の国生みで、男神女神の面をつけた2神が矛を立てて廻り舞う。 剣の舞赤色の大鼻の面をつけ、舞楽似た衣裳着て右手に鈴、左手に剣を持って舞う。 幣の舞翁面をつけ右手に鈴、左手幣を持ち舞う。 田耕・稲蒔稲刈高天原農耕意味している。田耕は怖い表情白狐面で鍬を持って舞う。 岩戸掛り『古事記』天岩戸隠れ演じる。天照大神須佐之男命の乱暴に恐れて天岩戸隠れ世界が闇になったため、天児屋命布刀玉命相談をして、天宇受売命に舞を舞わせ、大神岩戸細目開けたところを天手力男神手力男命)が岩戸に手をかけて開けて大神を再び連れ出し世界が再び明るくなるという筋を追う。舞では天岩戸神楽殿の奥に岩屋らしく作られて、手力男命初度力及ばず開かない倒れてしまうが、宇受売命の舞の後、2度目成功する岩戸両手掛けて引上げるように、後に退る岩戸の奥に燭明に照らされた鏡が光り劇的な効果をあげて、この舞のクライマックス演出する取り釣竿を手にした事代主命と、腰にはけご[要出典]を付け、鎌を手にしたひょっとこ現れ、舞う。 諏訪鹿島これも『古事記』出雲国における国譲り神話を舞う。建御雷命鹿島明神)は色の白い武将の面に剣を持ち建御名方命諏訪明神)は色の赤い武将の面に鎌と岩を持つ。国譲り条件として高天原方と出雲国方をそれぞれ代表して力比べをする。建御雷命建御名方命信州諏訪まで追い詰めて勝ち名乗りをあげるまでの闘争力強く演じられる猿田彦天孫降臨主題とする演目で、赤い天狗の面をつけた猿田彦神が、国譲り決まったところで瓊瓊杵尊降臨するのを、矛を持って迎えに行くところを演じる。 太平楽太々御神楽の最後で、舞のあと大撒供といって菱餅をまく。 この太々御神楽が終わると、一年がかりで続いた会津田島祇園祭すべての行事が、神社、お党屋、屋台ともに終わりとなる。

※この「太々御神楽(だいだいおかぐら)」の解説は、「会津田島祇園祭」の解説の一部です。
「太々御神楽(だいだいおかぐら)」を含む「会津田島祇園祭」の記事については、「会津田島祇園祭」の概要を参照ください。

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