神楽殿
神楽殿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:40 UTC 版)
拝殿の西側、荒垣外に位置する神楽殿(かぐらでん)は1879年(明治12年)の出雲大社教創始の際に、本殿とは別に大国主大神を祀ったことに由来する。正面破風下に張られた大注連縄は長さ約13メートル、重さ5.2トンに及び、この大注連縄は数年に一度、新しい注連縄へクレーン車を使用し1日がかりで懸け替えられる。神楽殿では婚礼なども執り行われている。現在の神楽殿は、1981年(昭和56年)に出雲大社教が特立100年を迎えた折、規模を拡張して建て替えらた。 その大広間は270畳の広さを誇り、神社建築にはめずらしく正面破風の装飾にステンドグラスが使用されている。 神楽殿から向かって右手にある「おくにがえり(出雲大社教では出雲大社に参拝することを「おくにがえり」と称す)会館」では、出雲大社の信仰を広める布教機関として組織された出雲大社教を総括する出雲大社教教務本庁がある他、二階には結婚式場が設けられている。 国旗掲揚台 - 神楽殿南側には高さ47mの国旗掲揚台があり、日本国内で最大(揚げられる国旗は75畳[縦8.7m,横13.6m、重量約50kg)の日章旗が掲げられる。通常は朝掲揚され夕方に奉降されるが悪天候時にはこれを行わない場合がある。なお、NHKのクロージングで放映されている日章旗は当社のものであると言われることがあるが、誤解である(正しくは東京都渋谷区にあるNHK放送センター正面玄関前のもの)。 「一月一日」歌碑 - 神楽殿東側には唱歌「一月一日」の歌碑が建っている(同唱歌を作詞した千家尊福は出雲大社第80代出雲国造である)。
※この「神楽殿」の解説は、「出雲大社」の解説の一部です。
「神楽殿」を含む「出雲大社」の記事については、「出雲大社」の概要を参照ください。
「神楽殿」の例文・使い方・用例・文例
- 神楽殿という建物
神楽殿と同じ種類の言葉
- 神楽殿のページへのリンク