太さ・強度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/08 05:14 UTC 版)
日本では釣り糸の太さは号数で表記され、号数が大きい程太くなり、引っ張りに対する強さと断面積に比例している。メーカーによって多少誤差があるが、概ね以下のようになっている。また、欧米発祥であるルアーフィッシングやフライフィッシング向けのものはポンド(Lb)単位で強度が表され、製品によっては両方が併記される場合もある。 なお、号数やポンドの表記に関してはJIS規格等のように法的根拠がないので留意されたい。 なぜ1号=0.165 mmか? 日本では、上記の通り太さを『号』という単位で表記しているが、これはかつてテグスサンの絹糸腺から作った釣り糸の5尺(約1.5 m)分の重量を量り、4毛から1分2厘までの14種類に分けられて売買されていたことに由来する。この内1厘の太さがおよそ0.165 mmであった。後に東洋レーヨン(現東レ)が国産初のナイロンライン『銀鱗』を1947年に発売する際、1厘の太さを1号と定め、これが基準となり他社でも採用され、現在に至る。 ラインの太さと強度太さ直径ナイロンラインの強度PEラインの強度0.6号0.128 mm 0.5 kg 1.5 kg 0.8号0.148 mm 1 kg 3 kg 1号0.165 mm 2 kg 5.5 kg 1.5号0.203 mm 3 kg 8 kg 2号0.234 mm 4 kg 12 kg 2.5号0.261 mm 5 kg 15 kg 3号0.285 mm 6 kg 17.5 kg 4号0.331 mm 8 kg 22 kg 5号0.369 mm 10 kg 26 kg 6号0.438 mm 15 kg 33 kg
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