天川緋一郎事務所
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虹村雅(にじむら みやび) 天川緋一郎事務所の電話番。葵に片想いであるため、ゆめに嫉妬する。元は銀行員だったが、突如として別人の声で喋ることを周囲に気味悪がれて苦しんでいた。本作では銀行を辞めて電話番として事務所に務めるが、実は霊や念と繋がりやすく増幅させて画像と音声を届ける霊的通信機という特殊能力を買われてのことである。葵に嫌われるのではないかと銀行を辞めた原因を知られることを気に病むが、元々はそういったことも含めて携わる類の事務所であるので杞憂に過ぎなかった。 葵が誰かを好きなってしまわないかとヤキモキする。自身では告白しようとせずにさり気なく何かをふって気づいて貰おうとすが、遠まわしすぎて鈍感な葵には通じないことが悟れない。無自覚の特殊能力ゆえに気味悪がられた過去ゆえに葵の優しさに癒されていたが、優しいから葵が好きなのか、葵自身が好きなのかが不明瞭であることを羅雪に指摘されて当初は憤慨するも事実であることに気づきショックを受ける。自棄になって事務所を辞めようかと思った矢先、それを察していた羅雪に自棄にならないようにとメールが届く。 日向羅雪(ひゅうが らせつ) 前作『らせつの花』の主人公。20歳。誕生日は11月2日。天川緋一郎事務所に所属する、強い霊能力を備えた少女。前々作『ゆららの月』の主人公・ゆららとは彼女の守護霊ゆららの妹の子孫同士であるため、遠縁に当たり容貌も似ている。甘い食べ物を除霊のエネルギー源とし、頻繁に大量のケーキを食べている。前々作でゆららの守護霊と両想いだった過去を持ち、図書館に戻った元同僚の星野夜行と恋仲である。 ゆめに覚醒を促すため、所長命令で甘い物断ちを強いられてミイラ寸前に干からびかけるが、ゆめの力で癒される。嘗て、前作で悪霊に狙われる恐怖から緋一郎に縋り、助かりたい一心で恋人を探した自身の過ちゆえに雅を案じており、優しい人に優しくされたいからだとしたら相手を利用しているだけになると諭し、自力で立てるようにと愛の鞭を。 天道大(てんどう だい) 羅雪の恋人・夜行の高校時代の友人で火を操る能力を持つ天道明(てんどう めい)の2人の弟の内、下の弟。前作の高校時代に恋人を失った悲しみから悪霊の群れを呼び寄せてしまい死にかけたが、恋人の必死の懇願と羅雪により助かった。大学生になり、事務所でバイトをしている。霊視や浄霊の力は無くて力仕事専門である。第7話、ゆめをもう1度贄として眠らせようとする術者の霊に右眼を媒介に憑依された。自身が憑依されていたことは自覚皆無であり、教えられても実感はなかった。女の子なら誰でも声をかけるチャラ男。
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天川緋一郎事務所(あまかわひいちろうじむしょ)
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その名の通り、緋一郎をトップとする事務所。浄霊・除霊を請け負い、心霊現象に悩む人々が救いを求めて訪れる。ただ緋一郎に抱きしめて貰いたくて来る女性陣も多々訪れる。前作までは物ぐさで所員任せで所長室に引き籠もりの緋一郎を除いても夜行や九竜がいたが、悪霊が倒れたことで夜行は元の図書館に司書として復帰し、8年前に殺された死びとである九竜は成仏して天界に去った。そのため、本作では実質的に事件の対処に奔走するのは羅雪とバイトの大だけ。物ぐさの緋一郎により、既に所員ではないのに夜行にまで仕事が押しつけられる始末である。
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