天医会総合病院関係者
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「天久鷹央の推理カルテ」の記事における「天医会総合病院関係者」の解説
鴻ノ池 舞(こうのいけ まい) 研修医。凄腕の診断医である鷹央に憧れている。研修先の様々な診療科で鷹央と小鳥遊の仲のデマを流し、面白そうな事件を見つけては小鳥遊に鷹央へ伝えさせようするなど、鷹央と小鳥遊の仲を何としても縮めようとしている。 初期は鷹央に話しかけるのも恐れ多いと言っていたが、巻を進めるごとに仲を縮め、個人的に連絡を取り合ったり、一緒に買い物に行ったりしていて、『幻影の手術室』では殺人事件の容疑者とされ逮捕寸前だったのを助けられてからは増々鷹央を崇拝している。普段はおどけているが、急患の受け入れの際テキパキと対処し、子供時代に合気道を習っていたこともあり、事件の際も武道の達人並みの強さで被疑者を取り押さえる活躍をする。愛車はカワサキ・Z1000であったが、『火焰の凶器』で、火災現場に閉じ込められた小鳥遊を助けるために無人で壁に突入させ、乗り回せない状況になってしまったため、弁償としてスズキ・GSX1300Rハヤブサの新車を『魔弾の射手』で小鳥遊が買い与えた。 天医会総合病院隣接の女子寮に住む。 天久 真鶴(あめく まづる) 病院の事務長。鷹央の姉、理事長の長女。シリーズ開始時点で30歳で、その半年前に交際していた中学時代の同級生と結婚したが、仕事上では旧姓を名乗っている。鷹央とは対照的な一般人だが、鷹央が苦手とする人の一人。 天久 大鷲(あめく おおわし) 院長。真鶴と鷹央の叔父。徹底的な合理主義で鷹央とは病院の運営方針を巡り対立関係にあり、統括診断部についてもよく思っていない。院長就任前は腹部外科部長兼副院長の立場だった。 沖田 克也(おきた かつや) 小鳥遊が天医会総合病院へ赴任した時の救急部部長。人員不足に悩み、小鳥遊の入部に感謝していた。『スフィアの死天使』冒頭で、救急搬送されてきた患者にプラスドライバーで胸部を複数回刺され、治療の甲斐なく命を落とした。 蔵野 正(くらの ただし) 小鳥遊が天医会総合病院へ赴任した時の脳神経外科部長。脳に限れば鷹央と知識で張り合えると豪語している。『スフィアの死天使』終盤で自殺。 小田原 香苗(おだわら かなえ) 産婦人科部長。シリーズ開始時、43歳。7年前まで地味ななりで荘王大学病院の産婦人科医局に勤めていたが、天医会総合病院に転職する際に29歳を自称する若作りをしだして15歳の息子に嫌がられている。鷹央に好意を抱く数少ない理解者であるが、鷹央が苦手とする人の一人でもある。 熊川(くまかわ) 小児科部長。大男で無精髭を生やしマタギのような風貌をしている。鷹央のことは子供の頃から知っており、好意を抱く数少ない理解者。 酒井(さかい) 腹部外科部長。大鷲派で鷹央を嫌っており、鷹央への医療過誤を元に訴状を起こされた際の統括診断部縮小案を議題として会議の場で鷹央が事件解決に導き大鷲が議題取り下げ宣言にも最後まで抵抗しようとした。 墨田 淳子(すみだ じゅんこ) 精神科部長。独身の中年女性。研修医時代の鷹央に誤診を指摘され面子を潰された恨みから、鷹央の精神科病棟の出入りを禁止している。ただし、鷹央の診断医としての実力については認めており、小鳥遊を経由して統括診断部に依頼したり、鷹央の命令には渋々だが従っている。 天医会総合病院近くのマンションに飼い猫と暮らしている。『火焰の凶器』では、とある資格保有者のため、深夜に叩き起こされ同行を求められた。
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