天原奉行所
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黒羽 三河守 義隆(くろは みかわのかみ よしたか) 声:楠見尚己 天原の奉行。かつては天原で善政を敷き、民からも慕われていたが、幕府による取り潰しから天原を守ることに力を注ぎ、わずかな悪事にも厳格な対処をするようになった。そのため、町民たちからは失望に近い感情を向けられているが、奉行所の役人たちには敬愛されている。天原を守るために自身を含めたいかなる犠牲も支払う覚悟を決めているが、同時にそのために郷四郎に心ならず非道を行わせていることに罪悪感を抱いている。愛刀は脇構えの「義基(よしもと)」。 武藤 郷四郎(むとう ごうしろう) 声:くわはら利晃 正義感の強い天原の同心。黒羽奉行から厚い信頼を受けており、剣の実力は確か。かつて侍として道を見失ったときに黒羽奉行に、その道を示されたことがあり、多大な恩を感じている。奉行の方針には迷うことなく厳格に人々を取り締まり、当初は主人公にも敵意を剥き出しにする。奉行所ルートではその誠実かつ不器用な性格が描かれる。愛刀は中段構えの「朧月夜(おぼろづきよ)」。 中村 宗助(なかむら そうすけ) 声:鈴木正和 天原の同心。奇抜な格好や艶めかしい振る舞いを好む変わり者だが、実際は切れ者で剣の技量も高い。青門組員の噂では瞬時に三人を吹き飛ばしており、鬼とも形容されている。現在の奉行の方針には少し疑問を抱いており、主人公が奉行所の同心に絡まれた場合は助け船を出すこともある。何かと暴走しがちな郷四郎の抑え役を担うことが多い。特定の条件を満たすと登場する異人の剣客「エンリケ」の話では、斬り合いに喜びを見出す「狂犬」の資質がある人物であるとされる。愛刀は上段構えの「鬼包丁(おにぼうちょう)」。 保野 暮右衛門(やすの くれえもん) 声:加藤将之 幕府より天原奉行所に送り込まれた目付役の同心。権力を笠に着て横暴にふるまい、町民にも賄賂を要求する強欲な人物で、裏では青門組ともつながっている。奉行所の同心たちの多くにも忌み嫌われているが、保野に何かがあれば幕府による天原取り潰しの口実にされる恐れがあるため、手が出せない。武器は下段構えの鉤爪「虎猫爪(こびょうそう)」。
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