大戦期のアメリカ機甲師団の装備編成の変遷とは? わかりやすく解説

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大戦期のアメリカ機甲師団の装備・編成の変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 20:53 UTC 版)

機甲師団」の記事における「大戦期のアメリカ機甲師団の装備・編成の変遷」の解説

ドイツ軍のあげた大きな戦果触発され1940年6月より機甲師団編成着手した7月15日付けで第1・第2の機甲師団編成された。この時点での編成以下のとおり。 第1機甲師団 - 1個機甲旅団(3個戦車連隊機甲砲兵連隊機甲工兵大隊)・1個機甲歩兵連隊機甲砲兵大隊機甲偵察大隊 第2機甲師団 - 1個機甲旅団(3個戦車連隊機甲砲兵連隊)・1個機甲歩兵連隊機甲砲兵大隊機甲工兵大隊機甲偵察大隊 1942年アメリカ陸軍は、機甲師団において、コンバット・コマンド称する新し編制採用した。これは、隷下部隊持たない戦闘団司令部を2個、師団司令部隷下常設しておき、必要に応じて様々な部隊配属して戦闘団編成するというものである当初戦車と歩兵連携軽視していたため戦車部隊比率が高い編成だったが、戦訓により編成見直された。 1943年には、コンバット・コマンドをさらにもう1個増設するとともに連隊編制廃して師団隷下直接大隊配した編制採用された。ただし、1943年機甲師団では、機甲兵力がやや減少することから、1942年機甲師団も重師団称されて、第2及び第3機甲師団は、この重師団編制のままで残されることとなった。これに対して1943年機甲師団軽師団称された。第二次世界大戦終結までに第1から第14・第16・第2016機甲師団編成された。 1942年機甲師団(重師団コンバット・コマンドA(CCAコンバット・コマンドB(CCB) 2個戦車連隊 1個軽戦車大隊 2個中戦車大隊 機甲歩兵連隊 3個機甲歩兵大隊 機甲野戦砲兵大隊 3個機甲野戦砲兵中隊M7自走砲×6両) 機甲偵察大隊 3個機甲偵察中隊M8装甲車×27両) 軽戦車中隊M5軽戦車×15両) 突撃砲中隊M8自走砲×8両) 機甲工兵大隊 機甲通信中隊 師団団列 機甲補給大隊 機甲兵整備大隊 機甲衛生大隊 1943年機甲師団軽師団コンバット・コマンドA(CCAコンバット・コマンドB(CCBコンバット・コマンドR(CCR) 3個機甲大隊 3個機甲歩兵大隊 師団砲兵司令部 3個機甲野戦砲兵大隊 機械化騎兵大隊 機甲工兵大隊 機甲通信中隊 師団団列 機甲補給大隊 機甲兵整備大隊 機甲衛生大隊 兵器単体性能平凡なものの、圧倒的な生産力で、必要と考えられる兵器機械化進めたバランス取れた機甲師団作り上げた歩兵部隊砲兵部隊のみならず、他の支援部隊まで機械化進み迅速な進撃を可能としていた。また、所属部隊入れ替えることのできる司令部組織コンバット・コマンドシステム採用したことにより、状況柔軟に対応できた。さらに、充実した砲兵科戦闘爆撃機による手厚い支援によって枢軸軍圧倒した。 「75mm砲で十分」とするアメリカ軍判断甘さで、M26パーシング重戦車投入が遅れ、ドイツのパンター・ティーガー戦車苦しめられたが、M4中戦車の数は膨大で、M4中戦車多数強力なドイツ軍戦車に対して複数方向から集中砲火浴びせるという戦術多用された。 自走砲では、M8やM7などが投入された。ドイツ・ソ連と比べる非力な感はあるが、数は多く上記戦闘爆撃機支援もあり、戦車隊援護した兵員輸送車充実していた。アメリカ優秀な軍用自動車としてジープが有名である。高馬力のエンジンは、大型トラックをも牽引することが出来輸送用偵察用・連絡用など幅広く用いられた。 機械化偵察部隊装甲車の他に、M3軽戦車M5軽戦車使用した

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