夕暮れの里の者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:39 UTC 版)
「地獄少女の登場人物」の記事における「夕暮れの里の者」の解説
人面蜘蛛 声 - 柴田秀勝 あいの家に巣を張っている、背中に3つの目がある蜘蛛。あいの家だけでなく、あいの行く先々で付きまとうように現れては、常に彼女を監視している。終盤では言葉を話せることや、あいより高位の存在であること、そしてあいにかつて彼女自身が犯した罪を償わせるべく、地獄流しの任務を課したことが明らかとなる。 『二籠』ではきくりに憑依し、あいを監視する。 『三鼎』でも人形のきくりに憑依し、最終話にて掟を破ったゆずきを制裁するため、人形の首を引きちぎって変化する。 『宵伽』では最終話でミチルの前に姿を現したが、台詞は無かった。 あいの祖母 声 - 松島栄利子(テレビドラマ版でも同役の吹き替えを担当) あいと共に暮らしているが、いつも障子越しに声や糸車を回す影しか出て来ず、名前や正体については一切不明。普段はあいとしか話さないが、第1期最終話では一にも言葉をかける。 『二籠』では、糸車に悪戯しようとしたきくりや、彼女によってあいの家へ迷い込んできた蛍にも、声をかけている(障子の向こう側の姿を見た蛍は、驚愕の声を上げた)。『二籠』最終話では、三藁にあいからの伝言「ありがとう」を伝える。 『三鼎』では、あいが肉体を取り戻した後の第十四話から登場。彼女も四藁らが現世での拠点としている用務員室に居る描写がある。第二十話では、あいが地獄少女として復活したことを自身が望んでいたことなのかと彼女に問いかけた。 きくり 声 - さかいかな(『三鼎』までは酒井香奈子名義) / 演 - 高橋紗妃(舞台版) テレビアニメ版では『二籠』第一話、漫画版では第16話から登場。あいとは対照的に青く大きな目を持ち、頭に椿の花を飾り、濃紺の無地に黒襟の短い着物、濃い紫の帯、下には白い越中褌で巻が高い草履を履いた幼女。『二籠』登場初期は、パフスリーブのブラウスにサスペンダー付きの水色のスカート、縁のある帽子と、現代の幼女のようなごく普通の服装で、それ以降もたまに着る。また、カエルをモチーフにした雨合羽を着ることもある。白い布を自在に操る能力を持ち、手足のように遠くの物を掴めるほか、人間1人をぶら下がらせるだけの力も持つ。 あいのことを気に入っており、彼女の言うことには逆らえないが、無邪気な性格ゆえに余計で非情な悪戯を行う、お節介を焼くなどの行動に出ることもある。また、猫が苦手。 詳しい正体や目的は不明だが、人面蜘蛛に憑依されていたことが『二籠』最終話で判明する。人面蜘蛛の力かは不明だが、ずっと昏睡状態だった人間をキスで目覚めさせたこともある。 『二籠』では第一話から画面端などで姿の片鱗を覗かせ、第四話であいや三藁のもとに姿を現し、彼女たちに同行するようになる。第十三話では、三藁が下調べのために開いたおでんの屋台で「きくり、ウインナー」と繰り返し注文していたことから、おでんの出汁で煮込んだウインナーが好きらしい。なお、おでんのウインナー好きについては、それ以降の話でも触れられている。 『三鼎』では実体が無く、小さな蜘蛛の姿で現世に現れた後、駄菓子屋のブリキの玩具を依り代として憑依し、幼女の姿となる。日頃は、背中のぜんまいを時々誰かに巻いてもらわないと動けなくなり、ぜんまいが切れた時には会話以外の行動ができなくなる。憑依した玩具の乗っていた三輪車を実寸大にしたような乗り物に乗り、かなりの高速で走り回る。次代の地獄少女を自称してはばからないが、あいからは冷たくあしらわれているため、最終話で彼女が永遠の地獄少女となった際にはむくれていた。 『宵伽』第六話では家来扱いしていた山童がミチルの使い魔となったことに不満を抱いている様子で、一目連と骨女からは「山童にフラれたってこと」「ご愁傷さまだね、きくり姫」などと弄られている。同話の本編終了後には次回予告を担当しているが、回顧録の意味は理解していない。また、第十一話では劇メーションパートでラーメンの出前を頼んでおり、それを持ってきた山童そっくりの出前少年(声 - 椎名へきる)を見た三藁に冷やかされて赤面するなど、山童には淡い恋心も抱いていたことが示唆されている。
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