地帝大怪獣 ミズノエノリュウ(壬龍)
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「ウルトラマンガイアの登場怪獣」の記事における「地帝大怪獣 ミズノエノリュウ(壬龍)」の解説
第11話「龍の都」、第45話「命すむ星」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。 大地の精霊とされる地球の護り神。恵には「地の龍」とも呼ばれている。尾の部分が八つの龍の頭となっており、額には「龍玉」と呼ばれる青い玉がある。工事によって壬の方角から走る東京で一番大きな地脈が断ち切られたため実体化し、東京のライフラインを破壊して地脈を復活させようとする。自然を汚す人間を憎んでいるらしい。普段は東京都丸の内ビルの工事現場の奥にある地底湖に潜んでいる。一度怒ると暗雲を発生させて空を覆い尽くす。戦力は本体の頭部や尻尾の口部から放つ電撃光線(龍の閃光)や青色破壊光弾、GBTスティンガーのグレネードミサイルですら阻む水のシールド、額の龍玉を発光させてガイアをも空中に持ち上げて圧倒する念動力。クァンタムストリームに耐えて戦闘を続行する防御力、打撃力と攻撃速度を兼ね備える上に遠近両方に対応する攻撃力、そしてガイアの必殺技を見切って適切に妨害する知性を兼ね備える強豪であり、ガイアが手も足も出ないほどの戦闘力を見せつけるが、最後は風水師・黒田恵の説得により人類にもう一度チャンスを与えるべく光の玉になって地中に消える。 第45話ではラストシーンで一瞬だけ姿を見せる。 第50・51話では地球を護るために人類・ウルトラマンと共に地球怪獣のリーダー的存在となって根源的破滅招来体に立ち向かい、東京でドビシの群れを攻撃し、その後カイザードビシと戦うが、体力の消耗が原因で苦戦を強いられる。ドビシ殲滅後はゾグ(第2形態)の前に苦戦するガイアとアグルを援護するためにガイアの制止を無視し、ゾグに攻撃を仕掛けて波動弾の直撃を受けてしまうものの、その行為はガイアとアグルを奮起させることになった。ラストでは、我夢の前に幻影のような形で現れ咆哮していた。 スーツアクター:向原順平(第11話)、三宅敏夫・岡野弘之(第50、51話) 第11話の脚本を担当した古怒田健志はイカの怪獣を想定していたが、龍脈を題材としていることから特技監督の満留浩昌の提案により龍の怪獣となった。満留によれば、ウルトラマンがイカに苦戦するようではダメだという想いと、顔のない怪獣が続いたことによるスタッフ間のフラストレーションなどもあったという。 第45話の原案では「柊が東京の地下の気を利用したことがきっかけで暴走し、最後はやむなくガイアに倒される」という展開が描かれていた。 第51話の準備稿では「ゾグの攻撃によって倒され燃え上がる」という展開であった。 デザインは奥山潔が担当した。 着ぐるみは『ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人』に登場したクラヤミオロチに改造された。 青色破壊光弾は、『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「八頭激衝光」と表記されている。
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