唯ヶ浜小学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 10:11 UTC 版)
鈴成由子(すずなり ゆうこ) 生前の高野(ライオンさん)の恋人で、アスミの小学校時代の担任。獅子号の事故後、高野の母校の唯ヶ浜小で教職に就いたが、事故から5年が過ぎても、大切な人を失った心の傷は癒えておらず、仕事上の悩みもあって思い詰めていた。そんな時、森の中の秘密基地(オリオン2号)で高野の少年時代の作文を見つけ、自分の夢を思い出す。その後、花火大会の夜にアスミが取り持った高野の残したものとの再会で気持ちの整理が付き、アスミが宇宙学校1年の時、他の男性と結婚、高野は彼女の幸せな結婚を祝福し、ハーモニカを演奏した。 柴田かさね(しばた かさね) アスミと府中野の唯ヶ浜小時代の同級生(クラスは別だった)。父親を獅子号の事故で亡くし、自身も左腕に重度の火傷を負い、現在も傷跡が残っている。その傷跡を理由にクラスメートからイジメを受けてきたせいか、気性の激しい性格となって孤独な毎日を送り、学校も休みがちだった。そんな時にアスミと出会い、徐々に心を開いて友達になる。しかしアスミの父が事故調査委員会の遺族係として自宅に来た人物と知ると、アスミに怒りをぶつけ、それからは疎遠になってしまう。間もなく治療のために大病院の近くに引越しをする事になり、アスミと仲直りができないまま別れてしまう。 その後の展開は原作とアニメで異なっている。原作では、高校卒業後の進路に悩んで家出し、「かもめ寮」へアスミを訪ねてくる。アニメでは、サバイバル訓練中に倒れて病院で休んでいた宇喜多万里香と対面、間接的にアスミの近況を聞くが、アスミとの対面シーンはない。 島津タカシ(しまづ タカシ) アスミ、府中野と小 - 中学校の同級生で、アスミの初恋の相手。彼も宇宙を夢見ていたが、中学1年の時、小さい頃から患っていた病気のために急死してしまう。彼にもライオンさんの姿が見えていて、入院していた病院の窓から、アスミとライオンさんが走る姿をスケッチしていた。 森山柚子(もりやま ゆずこ) アスミ、府中野の小学校時代の同級生で、3年生の時の学級委員長。アスミが川に落ちて溺れた時に夢の中で母親に会ったと聞き、自分も同じようにすれば病気で亡くした母親に会えると思い、川に飛び込もうとする。しかし、ライオンさんのハーモニカの音色に集まってきた、生前の母親が見たいと言っていた蛍の群舞を見て間一髪で思いとどまる。
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