唯一のカナダ球団として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 14:05 UTC 版)
「トロント・ブルージェイズ」の記事における「唯一のカナダ球団として」の解説
前述の通り、本球団はカナダの都市を本拠地としている球団である。MLBの公式戦では毎試合、開始前に米国国歌の演奏が行われるが、本球団の試合に限り、ホームゲーム・ビジターゲーム問わずカナダ国歌「オー・カナダ」も演奏される。ブルージェイズのホームゲームの際には先に米国国歌、続けてカナダ国歌の順に演奏され、ビジターゲームの際はこの順番が逆になる。ロジャース・センターで行われる試合において球場内に掲げられる国旗も、米加2カ国の国旗が掲揚され、ビジターゲームの球場でもカナダ国旗が臨時に掲揚される。 毎年7月1日のカナダ・デー(連邦結成記念日で国民の祝日)には原則ホームゲームが開催され、試合開始前に球場内外でファン向けに様々な催事が行われる。試合においてはカナダの国旗に使用されている色である赤色をベースにした特別ジャージが、1年で唯一この日のみ使用される。背中は選手名に代わり「カナダ」を意味する『CANADA』の文字が入る。 唯一のカナダ球団であるが故に、アメリカ合衆国とカナダを関係者が越境しており、2020年にはCOVID-19の影響を受け、カナダ政府よりロジャーズ・センターでの試合を認めない方針を通達された。当初、AAA級の本拠地であるニューヨーク州バッファローや春季キャンプ地のフロリダ州ダニーデンが候補に上がるも、7月25日、AAA級バッファロー・バイソンズの本拠地、セーレン・フィールドを一年間暫定本拠地とすることを発表した。2021年も引き続きカナダでの試合開催はできず、傘下チームの本拠地であるTDボールパーク(英語版)及びセーレン・フィールドを暫定本拠地とした。7月31日にカナダ政府からの許可が降り、670日ぶりに本拠地トロントのロジャース・センターで公式戦を開催した。
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