和也編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:00 UTC 版)
ゲームの前の腹ごしらえのため、カイジは和也のプロデュースするレストランへと案内され、食事をすることに。そこでの会話の中で彼の小説家という目標と、独自のギャンブル(和也曰く救世主的行為・通称「和也プロデュース」)を開催するようになった経緯を聞かされる。土壇場で裏切るのが人間の真実だと主張する和也と、必ずしもそんな人間ばかりではないはずだとそれを否定するカイジは激しく意見が対立。その言い合いを契機に、友情確認ゲーム「救出」による人間性の実験、カイジと和也の勝負が始まった。 「救出」に挑むのは日本人の光山、中国人のチャン、フィリピン人のマリオのアジア3人組。3人は幾度となくピンチを迎えながらも成功を重ねるが、疑念と保身、友愛と自己愛を巡る死闘の末、光山の裏切りによって「救出」は終了。 その後、敗者となったチャンとマリオの処刑が行われる寸前、和也の元から思わず処刑実行ボタンのついたリモコンを奪いとったカイジは自身の判断で勝手に処刑の中止ボタンを押してしまう。しかしそのボタンだけでは処刑は止まらぬ仕組みになっており処刑を止めるためには暗証番号を打ち込む必要があった。思わず和也に掴みかかり処刑を中止するようにと詰め寄るカイジに対し、和也は今回に限り特別な処置としてその3人のゲームそのものをカイジに譲渡とし、これより3人の処遇はカイジにまかせると提案。但し、カイジが光山に対してきちんと所定の賞金7045万円の支払いをしてやることを条件とする。目の前で人が死ぬのは見たくはない、が、同時に、どうして赤の他人のためにそんなことをしてやらなければならないのかと激しく迷ったカイジだったが、和也に暗証番号を教えられた瞬間、思わず無意識にボタンを打ち込んでしまい、結果的に光山の賞金7045万円をカイジが支払い、チャンとマリオの2人を救命することとなる。 命の恩人となったカイジに感謝したチャンとマリオの二人はカイジの力になりたいと申し出、カイジもそれを了承、仲間に引き入れる。しかしそんな彼らの様子を見ていた和也はしょせん一時的な結束・金で繋がってるに過ぎない似非の友情は気味が悪い、カイジはどこか偽善的であると不信感を募らせる。その後、本来、予定していた倉庫へと移動し新たなギャンブル「ワン・ポーカー」で決着をつけることに。カイジVS和也の対決の火蓋が切られた。
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