めいよ‐じょたい〔‐ヂヨタイ〕【名誉除隊】
名誉除隊
名誉除隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:04 UTC 版)
「グッドモーニング, ベトナム」の記事における「名誉除隊」の解説
しかしその後、ディッカーソンはクロンナウアに名誉除隊を言い渡す。クロンナウアが「親友」だと思っていたツアンは、実は南ベトナム解放民族戦線の一員で、GIバー爆破の下手人。“ツアン”も変名だったのだ。アン・ラクという、南ベトナム人にとってさえ危険な地域をクロンナウアを追って行き、2人を連れ帰らすことが出来たのもそのためであった。 クロンナウアはディッカーソンに捨てぜりふを残して去る。怒って追いかけようとしたディッカーソンをテイラーが制止し「君はあまりにやり過ぎだ、グアムへ異動だ」と告げる。テイラーはディッカーソンがアン・ラクが危険だと知りながら、クロンナウアに取材に行く許可を出したことを知っていた。ディッカーソンは横紙破りを繰り返すクロンナウアを戦死させるつもりだったのだ。兵士を癒すことが目的のAFNに、ディッカーソンの異常なまでの非情さと冷酷さは必要ないとの判断である。 クロンナウアは英語教室へ行き、トリンに「ツアンを助けたから除隊になった、彼の正体がばれた為彼の身が危ない、すぐに彼のところに連れて行け」と説得する。ツアンを見つけたクロンナウアは必死で追いかける。途中で見失ったクロンナウアは「親友だったのに、信じていたのに、敵だったなんて!」と叫ぶ。ツアンはその声に答えて姿を現し、「アメリカ軍の無差別攻撃で自分の母や周りの人達を亡くしたのだ、敵は自らの利益のためにベトナムで戦うお前達じゃないか」と、涙ながらに反駁して姿を消す。親友との辛い別れと、アメリカ軍による南ベトナムへの「支援」は、実はアメリカによる一方的な善意の押し付け(を建前にした利益確保)であったという真実に、クロンナウアは悲嘆に暮れる。 タンソニャット基地に戻る前に、サイゴンの英語教室の生徒達と、ボールが無いので果物で代用してソフトボールをする。その場にトリンが最後の別れを言いに現れる。帰りのユナイテッド航空の旅客機に乗る寸前、クロンナウアは、ガーリックに自分が担当する最終回の録音テープを託す。
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