各種競技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/16 01:40 UTC 版)
主に「ハンデ戦」と表現する。 競馬 競馬においては、強い馬は負担重量(斤量)を重くし、弱い馬は負担重量を軽くすることで、全ての馬が同タイムで走るように調整を行うハンデキャップ競走を行う場合がある。 オートレース オートレースでは強い選手は弱い選手よりも後ろから発走させることで、ゴール線に同時につくように行うハンデレースを行う場合がある。 競艇 競艇は体重が軽いほうが有利であるが、減量合戦が過熱しないように体重制限が設定されており、基準を下回った場合は重りを載せて調整する。女子選手は男子選手に体力的に劣るという点もあり、男子は52kgに対して女子は47kg(2020年11月より)と体重制限の基準が低く設定されている。 ゴルフ(ストロークプレイ) ゴルフでは実力的に差のある競技者も楽しくゴルフができるよう、各競技者に一定の数値を与え、競技終了後、その数値をスコアより差し引いたネットスコアで勝敗を決める。また、アマチュアゴルフにおいてはハンデキャップが実力レベルの指標としても用いられ(プロゴルフにはハンデは無く、ハンデが無いゴルファーを「スクラッチ」と言う)、1桁ともなると俗に「シングル・プレーヤー」と呼ばれ、相当な腕前であることが認められる。 ゴルフ(マッチプレー) ゴルフのマッチプレーにおいても、プレイヤー同士の実力差が大きい場合にハンデキャップをつける。代表的なものとして、実力が上のプレイヤーが1ホールにつき1打ずつのハンデキャップを負う「エブリワン」などがある。 ボウリング ボウリングでは最近のゲーム点数合計や平均値からハンデの点数を割り出し、実得点に加算して集計を行う。ハンデキャップの点数はHDCPと表現する。 ボクシング ボクシングでは体重差がある場合は、体重が重い選手のグローブを重くするグローブハンデを行う。 プロレス プロレスでは、興行を盛り上げるため1対2、2対3など対戦者間の人数で差をつけるハンディキャップマッチを行うことがある。 モータースポーツ SUPER GTやドイツツーリングカー選手権など、ツーリングカーレースの一部において、前のレースの優勝者・ポイントランキング上位者等を対象に車両におもりを載せる重量ハンデキャップ制が導入されている。またレース開始時のグリッドを一定の範囲で前レースの結果の逆順にするリバースグリッド制も存在する。 将棋 将棋では実力差がある場合は駒落ちという形でハンデを設定する。 囲碁 囲碁では実力差がある場合は置き碁や逆コミという形でハンデを設定する。またゲームの性質上先手が有利であることから、互先では地の計算の段階でコミを出す形でゲームの均衡を図っている。 連珠 通常の五目並べでは先手の必勝法が判明しているため、先手に限って三三、四四、長連は禁手として、ゲームの均衡を図っている。 オセロ オセロでは対局前に隅に黒石を置く方法で、ハンデを設定する。
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